箱根駅伝で初の総合優勝を果たしました

東京箱根間往復大学駅伝競走の復路が1月3日に行われ、陸上競技部駅伝チームは創部初となる総合優勝を達成しました。前日の往路でトップの東洋大学と1分14秒差の2位につけたチームは、山下りの6区を、この区間3年連続エントリーとなる中島怜利選手(体育学部3年次生)に託します。中島選手は走り慣れたコースを快走。順調に先頭との差を詰め、区間2位の好記録をマークし、トップと1分8秒差で7区・阪口竜平選手(同)につなぎました。けがからの復帰戦となった阪口選手ですがコンディションは万全。中島選手に続く区間2位の走りを見せると、東洋大を視界にとらえる4秒差で8区の小松陽平選手(同)にタスキを渡します。大学駅伝初出場となった小松選手はスタート後すぐにトップに追いつくと後ろから好機をうかがい、14.6km地点の遊行寺坂手前でスパートをかけて一気に差を広げます。そのまま箱根駅伝で最も古い区間記録だった山梨学院大学の古田哲弘選手の1時間4分秒5秒(1997年・73回大会)を15秒も更新する1時間3分50秒の大記録を打ち立て、見事に区間賞を獲得しました。

トップでタスキを受けた9区の湊谷春紀選手(同4年次生)は、主将らしく落ち着いた走りで後続との差を広げます。区間2位と堅実なレース運びでタスキを運んだ湊谷選手は、最後の鶴見中継所で10区の郡司陽大選手(同3年次生)へとつなぎました。2位と3分35秒差でアンカーを託された郡司選手は、ゴールの大手町・読売新聞本社前へと続くビクトリーロードをひた走ります。時折強い風も吹く中、着実に一歩一歩進んだ郡司選手はそのままトップで仲間たちが待ち受けるゴールへと飛び込みました。復路優勝こそ青山学院大学に譲ったものの、本学は2日間で大会新記録となる10時間52分9秒をマークし、初出場から46年目にして悲願の総合初優勝を成し遂げました。

出場選手の成績は下記の通りです。

<往路>

1区 鬼塚 翔太選手(体育学部3年次生) 区間6位 総合6位

2区 湯澤  舜選手(体育学部4年次生) 区間8位 総合5位

3区 西川雄一朗選手(体育学部3年次生) 区間7位 総合4位

4区 館澤 亨次選手(体育学部3年次生) 区間2位 総合2位

5区 西田 壮志選手(体育学部2年次生) 区間2位 総合2位 ※区間新

<復路>

6区 中島 怜利選手(体育学部3年次生) 区間2位 総合2位

7区 阪口 竜平選手(体育学部3年次生) 区間2位 総合2位

8区 小松 陽平選手(体育学部3年次生) 区間1位 総合1位 ※区間新

9区 湊谷 春紀選手(体育学部4年次生) 区間2位 総合1位

10 郡司 陽大選手(体育学部3年次生) 区間3位 総合1位

なお、2日間にわたって湘南キャンパスの応援団、チアリーディング部、吹奏楽研究会も沿道から応援したほか、各地で本学同窓会や後援会などによる学園校友会が応援スポットを設置。箱根路を駆ける選手たちに声援を送りました。総合優勝を果たした選手たちへのご声援、ありがとうございました。