マレーシア日本国際工科院の学生を対象にしたラボトレーニングプログラムを実施しました

マレーシア日本国際工科院の学生を対象にしたラボトレーニングプログラムを実施しました

東海大学では6月16日から7月11日まで、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)の学生を対象にしたラボトレーニングプログラムを実施しました。MJIITは、日本型工学教育システムの下で、アジア地域の産業発展に貢献できる人材の育成を目指して日本政府と本学をはじめ25大学からなるコンソーシアムが協力して2011年に開設された高等教育機関です。3年生のカリキュラムに日本の大学でのラボトレーニングと、在マレーシアの日系企業でのインターンシップを取り入れており、今回のプログラムはその一環として、本学で初めて協力したもので、7名の学生を受け入れました。

学生たちは、工学部精密工学科と機械工学科、電気電子工学科、情報理工学部コンピュータ応用工学科の2学部4学科の研究室に分かれて実験や実習に取り組みました。このうち、電気電子工学科では、燃料電池やカーボンナノチューブの製造や性能検査の実験実習などを実施。また機械工学科では、ベアリング製造技術やトンボを模した小型飛行ロボットの研究などを行い、トレーニングの終わりには各研究室で成果発表会も開きました。そのほかにも滞在期間中には、研究室の学生とMJIITの学生が小旅行やパーティなどで交流する機会もありました。

参加したアイマン・ノルハキム・ビン・アミルさんは、「専門分野の技術だけでなく、時間を厳密に守る日本の文化について身をもって経験することができ大変有意義な研修でした。帰国後は、この成果を実社会で生かせるよう頑張っていきたい」と語りました。また、ムハマッド・ハキム・ビン・ジャアファルさんは、「今までに経験したことがないほど集中した時間の中で、スムーズで静音性の高いベアリング製造技術や小型飛行ロボットの研究手法を学ぶことができました。チャンスがあれば母国の技術に応用していきたいと思います」と語っています。

マレーシア日本国際工科院の学生を対象にしたラボトレーニングプログラムを実施しました