政治経済学部の学生がバングラデシュでのインターンシッププログラムに参加しました

政治経済学部経営学科4年次生の斉藤祥午さんが、昨年12月2日から26日まで経済産業省国際即戦力育成インターンシップ事業に参加。5月21日に、本学科と教養学部国際学科の学生にその成果を報告しました。同プログラムは、一般財団法人海外産業人材育成協会と日本貿易振興機構(JETRO)が経産省の委託を受けて実施しているものです。発展途上国での就労体験を通じてグローバルな舞台で活躍できる若手人材の育成を目指しており、本学からはこれまで3年間で4名の学生が参加しています。

斉藤さんは、発展途上国の貿易について学びたいとバングラデシュ最大の港町チッタゴン市の商工会議所でインターンシップを経験。同会議所とインドやタイの企業との貿易交渉に立ち会ったほか、縫製業を営んでいる企業や日系企業の現地法人などの業務に従事して、同国のものづくりの仕組みや現状などを学びました。また期間中は、同国に派遣された他の大学生らとホテルをルームシェアして過ごし、互いの経験や感じたことについて日々意見を交換。またプログラムの一環で他大学の学生と協力して街中のごみを減らす新規ビジネスを立案し、同市のスタッフにプレゼンテーションしました。また2月には締めくくりとして現地で開かれた報告会で、外資系の企業で働く駐在員からのニーズなどを踏まえつつ食文化や映画などの娯楽を海外から呼び込む方策を提案しました。

5月21日の学内報告会では、後輩たちを前に自らの体験談を披露。「一緒に参加した人には国立大学の学生も多かったのですが、東海大生にも活躍できるポテンシャルがあると感じています。ぜひ多くの学生にこのプログラムに参加してほしい」と呼びかけました。

斉藤さんは、「東海大学の海外派遣留学プログラムを利用してカナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学した際に、海外で幅広く働けるようになりたいと思うようになったのが参加のきっかけです。元々は英語が大の苦手だったのですが、自分のやりたい仕事や将来像を考える中で、国費で実施されており給金も支給されるなど手厚いサポートも受けられることから参加を決めました。現地で働いたことで、これまで自分が先進国からの目線でしか途上国をとらえていなかったことや、どんな国に行ってもビジネスはコミュニケーション能力や人間関係で成り立っていることに気がつくなどその国に行かなければわからなかったことを数多く学べました。現在は遠藤誠二先生の研究室で国際マーケティングを勉強しており、将来は大学での学びと自分の経験を生かして途上国で新しいビジネスを起こして社会に貢献したいと考えています」と話しています。

なお昨年度本学からはこのプログラムに、教養学部国際学科を3月に卒業したの井出上真美さんと大田祥子さんも参加しています。

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