サウジアラビア・エファット大学に学生交流グループを派遣しました

東海大学では12月24日から30日まで、サウジアラビア・エファット大学に各キャンパスから選ばれた女子学生8名を派遣しました。エファット大は、同国初の女性向け理工系高等教育機関で、2011年には同大の理事・顧問を務めるルールワ・アルファイサル皇女殿下に本学から名誉博士号を授与しているほか、これまで教員の派遣や研修学生の受け入れなどで連携を深めてきました。今回の女子学生派遣はエファット大と本学が締結している交流協定に基づいて初めて実現したもので、女子学生の団体による研修を同国が受け入れるのは今回が初めてのことです。

研修期間中は、エファット大の施設や研究発表等を見学したほか、学内で開かれていたカルチャーデーにも参加。同校の学生が準備した各国文化紹介ブースをまわり、イベント会場では一緒にダンスを楽しむなど、学生同士の交流を深めました。また、世界的な先端技術研究拠点の理工系大学である「アブドラ国王科学技術大学(KAUST:King Abdullah University of Science and Technology)」を訪問。学生たちは、山手線内の面積の半分を占める広大なキャンパスに圧倒され、美しい環境と充実した施設や開放的な雰囲気にも驚いた様子を見せていました。また、アクティビティにも参加。旧市街を散策したり、砂漠地帯をめぐったりするなど、サウジアラビアの歴史や環境に対する理解も深めました。

参加した七海沙也加さん(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻2年次生)は、「サウジアラビアの学生とおしゃれについて話し合うなど、同じ年代としての親近感を感じました。大学内でも多くの人と気軽にコミュニケーションが取れるなど、事前に持っていたものと大きくイメージが変わりました」とコメント。橋本真梨さん(文学部英語文化コミュニケーション学科4年次生)は、「エファット大の学生が昨年湘南キャンパスに来たときに交流した経験があったので、再会できるよい機会だと思い参加しました。実際に行ってみると皆フレンドリーでとても優しく接してくれたので、親しみやすさを感じました。将来は学校の教員になりたいと思っており、その夢がかなったときにはぜひ生徒たちに自分の見た中東の姿を伝えたい」と語っています。

今回の研修を引率した国際教育センターの山本佳男所長は、「エファット大とは6年前からカリキュラムの充実化に向けたサポートを継続しており、昨年3月には同大の学生の研修を本学で受け入れるなど交流を深めてきました。今後も学生の相互派遣プログラムを実施するとともに、研究者の相互派遣や共同研究、学生を対象にしたインターンシッププログラムなどにもつなげていきたい」と話しています。

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