健康をテーマにロシアの研究者による特別講義を実施しました

東海大学では11月26日に湘南キャンパスで、ロシア国立研究大学経済高等学院のピョートル・クゾネツォフ教授とロシア医療情報協会のコンスタンチン・チェボタエフ副会長による特別講義を実施しました。11月25日に本学が政策大学院大学で開催した「日ロeヘルス会議」に両講師を招聘したことに合わせて実施したものです。講義には健康学部の学生を中心に約100名が出席しました。

両講師は、「人工知能ツールを使った人間の健康管理」と題して講義しました。IT技術の発展によって、遠隔でのヘルスケアシステムの質が向上しているなどヘルスケアのパラダイムシフトが起きており、人工知能を活用してさまざまな分野を専門とする医師やヘルスコンシェルジュが協力し、遠隔で個人の状態をモニタリングしながら健康管理をサポートするシステムの開発が進んでいることを紹介。またその実現に向けた取り組みとして、ロシア専門家団体の活動にも触れ、「よりよいシステムを実現するためには、各国政府によるサポートのもと、専門家が協力してパイロットプログラムを改良していくことや、ITとバイオメディカルなど複数の専門分野に通じた人材の育成が欠かせない」と説明しました。

両講師の講演を熱心に聞いていた学生たち。講演会終了後には、開発が進められているシステムの概要や今後の方向性、AIの持つさまざまな可能性について盛んに質問していました。

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