インドネシア・スラバヤ大学と合同ワークショップを実施しました

東海大学では、インドネシア・スラバヤ大学経営経済学部と本学の教養学部(人間環境学科、国際学科)・観光学部の学生による合同ワークショップを2月と3月に実施しました。両国の特産品をそれぞれの国に販売するビジネスプランを立案する経験を通して、実践的なマーケティング手法を学び、ビジネスの考え方を身につけ、語学・プレゼンテーション能力向上につなげることが目的。両国から25名が参加しました。

本学の学生たちは、昨年10月からグループで両国の産業の現状や国民性、トレンドなどを調査。政治経済学部経営学科の隈本純准教授と国際教育センターの中川浩講師、教養学部国際学科のファーデン・マルガリット講師の指導を受けながら、実際に売り込む商品を絞り込み、ターゲット層や販売地域、販売方法などの提案を英語でまとめていきました。

2月26、27日にはスラバヤ大学でワークショップを開催し、日本の商品をインドネシアで販売するプランを学生たちが提案。3月19、20には湘南キャンパスで、インドネシアの特産品を日本に売り込むプランをそれぞれプレゼンテーションしました。ワークショップ終了後には、教員を交えたディスカッションも行い、よりよいプランにするための方策を議論しました。

参加した西ヶ谷明広さん(教養学部人間環境学科社会環境課程3年次生)は、「日本では当たり前のことも、インドネシアでは当てはまらないことも多く、ビジネスプランを考えるときには現地の実情を踏まえなければならないことを学びました。もう一度機会があれば、より詳細を考えたプランを提案できるようになりたい」とコメント。吉澤樺恋さん(観光学部観光学科1年次生)は、「海外の学生と交流したいと思って参加しました。プラン立案中にはインターネットなどを使って調べましたが、実際に訪れ、学生と話すと情報が誤っていたことや、自分が思っていたことと違う点が多くありました。また、インドネシアの学生と接したことで、日本のことを英語できちんと伝えられるようになりたいとも思うようになりました」と話していました。

隈本准教授は、「昨年度はベトナムのフエ大学と教養学部の取り組みとして実施し、今年度は新たなパートナーのもと対象となる学生を広げて行いましたが、学生たちにとっては授業で学んでいる内容の応用法を、五感を使いながらフィールドで学ぶ貴重な機会になっていると手応えを感じています。意欲あふれる学生の学びを支援する、国際連携による人文社会科学系の教育プログラムとして発展させていきたい」と話しています。

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