「第7回おおた研究・開発フェア 産学連携・新技術展」に研究成果を出展しました

産官学連携センターでは、10月26、27日に大田区産業プラザPioで行われた「第7回おおた研究・開発フェア 産学連携・新技術展」(主催:大田区、公益財団法人大田区産業振興協会)にブースを出展し、工学部機械工学科の砂見雄太講師のダイカストの湯流れに関する研究成果とマイクロ・ナノ研究開発センターを紹介しました。本展示会は、開発した技術の用途開発や共同研究先を探す「出展者」と技術革新を目指す「来場者」を結びつけ、「産学連携」「産産連携」「技術移転」「新製品・新技術のPR」を目的に毎年開かれているものです。

26日には、会場内で実施された「出展者プレゼンテーション」に砂見講師が登壇し、「ダイカストの湯流れに関する研究、及び実験器具と解析結果の紹介」と題して日ごろの研究内容を発表しました。砂見講師ははじめに、自動車部品の製造に広く使われているダイカスト(溶湯を金型へ高速かつ高圧で射出し、急冷凝固させる鋳造法)の製造時に生じる不具合の事例として、空気の巻き込みによる鋳造欠陥などを紹介。そうした欠陥の発生原因を調べるために、CT装置を使った非破壊検査や、湯流れを可視化できる高透明アクリル型でのシミュレーションといった検証実験の内容と解析結果を説明し、産学連携での研究拡大の可能性を示唆しました。砂見講師は、「京急線沿いの大田区や川崎市には金型の製造工場が多いので、興味を持ってくださる企業や研究機関の方も多かったように思います。今後は大学がプラットフォームになって外部の研究機関や企業と連携した組織体制をつくり、『ダイカストといえば東海大学』と言われるように研究を進めていきたい」と語りました。

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