「湘南ひらつかテクノフェア2018」に出展しました

産官学連携センターでは10月18日から20日まで、ひらつかサン・ライフアリーナ(神奈川県平塚市)で開かれた「湘南ひらつかテクノフェア2018」に本学の研究成果を出展しました。このイベントは、産学公の連携強化を目的に業界の枠を越えて、交流を図ろうと平塚商工会議所が毎年開催しているものです。今年度は「~未来へはばたけ新たな技術~」をテーマに行われ、本学からは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトとして、スカパーJSAT株式会社と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共同で進めている「衛星通信を利用するドローンの運行管理システムの開発」について紹介しました。

この研究は、海抜500m以上の高度で飛ぶ無人ソーラー飛行機を用いて複数台のドローンの運航管理を行うことで、通信衛星を介して目視外を飛行するドローンからさまざまな情報を収集する世界初のシステムの開発を目指しています。2017年11月27日から12月1日には、福島県・福島スカイパークで本学が所有するソーラー無人飛行機「サンファルコン2」による第1回目の飛行実験を実施しています。今回の出展では、この飛行実験の様子をまとめた動画を上映するとともに、サンファルコン2の実機を展示しました。

また、期間中の19日には、このプロジェクトに参画するとともに、長年にわたって本学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームを指揮してきた工学部電気電子工学科の木村英樹教授が産学公講演会の講師を務めました。木村教授は、「太陽光発電と省エネルギーを組み合わせたソーラービークルの可能性~東海大学におけるソーラー無人飛行機とソーラーカーの開発最前線~」というテーマで講演。はじめに本学チャレンジセンターの活動やシティズンシップを養うパブリックアチーブメント型教育の概要を紹介するとともに、教育研究活動として実践してきたソーラーカーチームとこれまで参戦してきた国際大会での実績について説明しました。さらに、ソーラーカー製作にあたって、太陽光発電パネルやボディーの素材であるカーボンなどさまざまなパーツを産学連携で開発してきたと語りました。その後、木村教授は地元放送局の湘南FMナパサによる生放送番組に登場し、平塚エリアがソーラーカーや電動飛行機開発の拠点になっていることなどを紹介しました。

3日間を通じて、ブースには多くの企業関係者や研究者が訪れ、研究成果の紹介を通じて、技術的な相談や今後の連携の可能性など、活発に意見が交わされました。

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