情報技術センターが中国遥感科学国家重点実験室と研究協定を締結しました

情報技術センター(TRIC)が3月23日に中国・北京で、中国遥感科学国家重点実験室(SLRSS:State Key Laboratory of Remote Sensing Science)と研究協定を締結しました。国家重点実験室は基礎研究の水準向上を目的に、中国教育部と中国科学院が中心となって設立した研究機関機関で、「遥感」は中国語でリモートセンシングのことで、航空機や衛星から地球を観測する技術を意味しています。SLRSSは中国におけるこの分野の中心的機関で、観測用の航空機も所有しており、約150名の研究者と約200名の大学院生がセンサ開発やデータ解析に精力的に取り組んでいます。TRICは1974年の開設以来、リモートセンシングを中心とする画像処理の研究に取り組んでおり、SLRSSの研究者らと長年交流を続けています。

締結式にはTRICの長幸平所長(情報理工学部教授)と情報理工学部情報科学科の中島孝教授、SLRSSのShi Jiancheng(シー・チェンチョン)所長(教授)、Liu Qinhou(リウ・チンフォ)副所長(教授)、Husi Letu(フスリート)教授および修士と博士の学生が出席。今後は研究協力やデータ交換、教育交流の促進を目指して連携していく予定です。東海大学で特定研究員を務めたこともあるHusi Letu教授は、「東海大学の提唱するグローカル・モニタリングに賛同しています。来年の夏には、北京で関連する国際シンポジウムを企画したい」と語っています。

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