シンシナティ大学の佐々木准教授を招いてMNTCセミナーを開催しました

マイクロ・ナノ研究開発センター(MNTC)では9月27日に伊勢原キャンパスで、シンシナティ大学准教授の佐々木敦朗氏(慶應義塾大学特任教授兼任)による講演会「留学のすゝめ!+A2O3の奇天烈成功法則」を開催しました。佐々木氏が代表を務める、海外で活躍する日本人研究者の団体「海外日本人研究者ネットワーク(UJA)」の協力のもと、MNTCの第58回講演会として企画したものです。当日は約40名が参加しました。

講演で佐々木氏は、海外留学のメリットや注意点について自身の体験をもとに解説。参加した海外留学経験者の教員とも意見を交わしながら、「留学すると国内での就職も有利に働きやすく、友人の輪が各国に広がり、考え方や人格がオープンになりやすいといった傾向がある」と話しました。さらに、国内外の奨学制度を積極的に活用して生活費を確保する方がよいことや、研究室の規模による違いなどを説明しました。さらに、英語で人に伝わるプレゼンテーションをするためのポイントや夢をかなえるための方法を紹介。「人の力とは、夢を実現する力です。生きている中で、目標や夢を持ち、よい行いを重ねていけば夢はかなうと思います。皆で豊かな未来を描きましょう」とエールを送りました。

参加した学生たちは、「留学には消極的な考えでしたが、講演を聞いて自分のキャリアに必要であれば留学しようと前向きに考えられるようになりました」「金銭的な面を含め、さまざまな先生の考えや経験を聞けたのがよかった。将来はできれば研究者になりたいと思っており、留学の必要性も感じていたのでとても有意義でした」と感想を話していました。

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