アジア各国の大学生を対象に「Tokai Cool Japan Technology 2015」を実施しました

アジア各国の大学生を対象に「Tokai Cool Japan Technology 2015」を実施しました

1月7日から17日まで、湘南キャンパスなどで「Tokai Cool Japan Technology 2015」を実施しました。これは、本学の教員による講義や企業の視察などを通してアジア諸国の大学生に日本の科学技術や日本文化を学んでもらおうと、独立行政法人科学技術振興機構の公募事業「日本・アジア青少年サイエンス交流事業 さくらサイエンスプラン」の採択を受けて企画したものです。中国、韓国、タイ、マレーシア、台湾から18名が参加しました。

参加者は、工学部原子力工学科の内田裕久教授による日本における科学技術の歴史や、外国語教育センターの木下綾講師の日本のポップカルチャー、教養学部国際学科の旦祐介教授によるヒューマンセキュリティーの講義などを受講。内田教授の授業では、資源のない日本が新エネルギーをどのように作っていくのかについて学んだほか、木下講師の授業では”ゆるキャラ”をはじめとする日本のキャラクター文化について、その背景や理由などを紹介。旦教授の授業では、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故に触れながら、エネルギー問題や命の価値について学びました。

また、工学部動力機械工学科の荻野弘彦教授の電気自動車や精密工学科の山本佳男教授の研究室で取り組んでいる災害救助ロボットを見学するラボツアーも実施。高輪キャンパスでは、情報通信学部情報メディア学科の濱本和彦教授の指導を受けながら、3Dバーチャルリアリティを体験する講座を受講、国際教育センターの斉木ゆかり教授による茶道体験や体育学部武道学科の光本健次教授による柔道体験も行いました。

その他にも日本の最先端技術に触れる取り組みとして、日産自動車株式会社の横浜工場見学や東京江東区の日本科学未来館へのデイトリップも実施。最終日には「日本と母国の科学技術比較」と題して、講義・視察先で印象に残った点や、自国での専門分野を交えて紹介するなど一人ずつプレゼンテーションを行いました。

参加者からは、「充実したプログラムで、とてもよい経験を積むことができました。ぜひまた日本を訪れたいと思います」「日本だけでなくアジア各国について学ぶよい機会になりました」「日本が文化と高度な科学技術の両面で素晴らしい国であることを知ることができました」「アジア同士で競争するのではなく、より良い未来を作るために各国とお互いの技術をシェアし協力する社会を作っていきたい」といった感想が聞かれました。

アジア各国の大学生を対象に「Tokai Cool Japan Technology 2015」を実施しました

アジア各国の大学生を対象に「Tokai Cool Japan Technology 2015」を実施しました