湘南キャンパス(TOKAI SPORTS)

グランドスラム東京 卒業生2選手が優勝

初優勝を飾り、笑顔で表彰台に立つ村尾選手

12月2、3日に東京体育館でグランドスラム東京が開催され、湘南キャンパス男女柔道部から卒業生を含む多数の選手が出場。男子90㎏級の村尾三四郎選手(2022年度卒・ジャパンエレベーターサービスホールディングス)と男子60㎏級の永山竜樹選手(19年度卒・SBC湘南美容クリニック)が優勝した。

村尾選手は順調に勝ち上がり、決勝では世界ランキング1位のルカ・マイスラーゼ選手と対戦した。すでにパリ五輪の日本代表に内定しているため、五輪前哨戦ともいえる試合で、ゴールデンスコア(GS)方式の延長戦の末に一本勝ち。得意の内股で初優勝を飾った。村尾選手は、「今年度はここまで5月の世界選手権のみの出場だったので不安はあったが、この優勝はパリ五輪に向けて自信につながった」と話す。

2日目に行われた男子60㎏級は、パリ五輪日本代表の座をかけた争いとなった。決勝は永山選手と東京五輪を制した髙藤直寿選手(15年度卒・パーク24)の東海大対決に。GSで試合を決めたのは、永山選手の背負い投げだった。一本勝ちで表彰台の頂点に立ち、大会後の強化委員会で永山選手の五輪代表内定が発表された。「東京五輪の代表になれず、悔しい思いをした分、勝ててよかった。パリ五輪では必ず金メダルを取る」と決意を語った。 その他にも、男子73㎏級の橋本壮市選手(13年度卒・同)と男子100㎏級の新井道大(体育学部1年)が準優勝。橋本選手はパリ五輪に内定しているが、決勝で敗れ悔しい結果に。新井は、2回戦で世界王者のアダミアン・アルマン選手に勝利を収めるなど大活躍した。強化委員会は来春の国際大会まで100㎏級の代表決定を見送るとしており、新井もパリ五輪代表候補に急浮上している。また、スペイン代表として女子70kg級に出場した角田ロスタント愛(体育学部1年)も銅メダルを獲得している。(小沼)

込山・大学最後の年に堂々の初優勝。

初優勝を果たした込山

9月30日と10月1日に東京都・日本武道館で開かれた全日本学生体重別選手権大会で、湘南キャンパス女子柔道部の57kg級・込山未菜(体育学部4年)が優勝に輝いた。

2回戦は横四方固めで一本勝ちし、準々決勝では横四方固めと帯取り返しの合わせ技で勝利するなど、持ち味である積極的な攻撃を武器に順調に勝ち上がった。迎えた準決勝の相手は、日々の練習から切磋琢磨してきた宮崎七海(文化社会学部4年)だ。「共に練習してきた大切な仲間だからこそ、今大会の中で一番緊張した試合だった。それでもやるしかないと気合いを入れて臨んだ」と込山。試合は互いに1つ指導を取られる均衡した展開となったが、最後は込山が袖釣り込み腰で一本勝ちを収めて決勝へと弾みをつけた。

決勝では持ち味を生かして序盤から仕掛け、開始1分で相手に指導1が入ると、豪快な袖釣り込み腰で一本勝ちを収めた。大学最後の年に学生個人大会で初優勝を飾り、2年前に決勝で敗れた悔しさを晴らした。試合後、込山は、「我慢して相手の技を受け、隙を突く柔道を塚田真希監督(スポーツプロモーションセンター准教授)と共に練習してきた結果が実を結んでよかった。支えてくれた家族を含め、今まで関わった多くの人に感謝したい」と語った。

今大会では、男子81kg級の三ツ石岳大(法学部3年)が準優勝。100kg級の工藤海人(体育学部3年)が3位となった。また女子では、78kg級の池田紅(体育学部3年)が準優勝したほか、3選手が3位に入賞。各階級で多くの選手たちが結果を残す大会となった。(本多)

箱根路での活躍に期待大!兵藤ジュダ選手インタビュー

兵藤選手は全日本大学駅伝が初の学生三大駅伝出場となった

来年1月2、3日に東京都・大手町から箱根・芦ノ湖間で行われる東京箱根間往復大学駅伝競走に出場する湘南キャンパス陸上競技部駅伝チーム。次期エース候補の花岡寿哉(情報理工学部2年)に加え、11月5日の全日本大学駅伝対校選手権大会の2区で順位を3つ押し上げる好走を見せた兵藤ジュダ(体育学部2年)の活躍も、チームのシード権獲得には欠かせない。初の箱根路に挑む兵藤選手に聞いた。(吉田)

――秋の駅伝シーズンを通してどこが成長しましたか?

夏に入るまでは大会でいいタイムを残せなかったのですが、夏合宿からスタミナを強化してきた成果が秋は発揮できていると感じています。ただ、箱根駅伝予選会で62位、全日本大学駅伝2区でも区間9位と納得のいく結果は残せなかったので、不甲斐なさや弱さを感じています。

――今年度はどんなチームですか?

今まではエースの石原翔太郎さん(体育学部4年)に頼っていましたが、今年度からは全員が意識を高く持ってエースに頼り切る雰囲気がなくなってきました。昨年度よりもいい雰囲気のチームになったと思います。

――自身のチーム内でのキャラクターを教えてください

明るいキャラクターだと思います。チームの盛り上げ役で、よく先輩後輩関係なくたわいもないことを話しています。

――箱根駅伝でのチーム、個人の目標は?

総合10位以内に入り、シード権を獲得することです。個人としては最低でも区間5位以上を目標にしています。自分がチームを引っ張っていく姿勢で練習に取り組むことで自然と目標達成に近づけると考えています。そのためには指定された練習をこなすだけではなく、ペースを上げたり距離を延ばしたりすることが必要。石原さんはほかの誰よりもペースを上げて走っているので、エースになるために見習っていきたいです。

――箱根駅伝にかける思いを教えてください

箱根駅伝は幼いころから見ていて、高校に入学してからもずっと出場したいと思っていました。第100回の節目の大会に出場できることに感謝して、自分が持っている力を最大限出せるように頑張ります。ラストスパートに是非注目してください!

1部残留もインカレ届かず 「来年こそは」

チームを牽引した主将の長江

湘南キャンパスサッカー部男子が4月1日から11月19日にかけて、東海大学湘南キャンパスサッカー場などで行われた関東大学リーグ戦に出場。6勝5敗11分けで8位となった。

昨年度入れ替え戦を制して1部に昇格したが、前期を終えて2勝6敗3分けと苦戦を強いられた。後期に入ると前期に敗れた日本大学や中央大学に勝利するなど奮闘。6位までに与えられる全日本大学選手権大会(インカレ)の出場を狙える位置につけていたが、終盤に勝ち切ることができず、惜しくも届かなかった。今川正浩監督(スポーツプロモーションセンター教授)は、「厳しいゲームを1試合ずつ乗り越え、だんだんとたくましくなった」と評価。「この1年の戦いをしっかりと分析して、今年を超えられるような、インカレに出場できるチームづくりをしていきたい」と話した。

昨年度1部昇格に大きく貢献し、J2の大宮アルディージャに内定しているエース藤井一志(体育学部4年)は、「けがでなかなか試合に出場できず、前期はもどかしい思いをした。後期は自分がチームを勝たせ、インカレ出場を決めたかったが、実力不足を痛感した」と悔しさをにじませた。今後に向けて、「プロになってからがスタートライン。この悔しさを忘れずに努力を続ける」と意気込んだ。

チームを率いた長江皓亮主将(同)は、「後輩たちには、来年こそリーグ優勝やインカレ出場を達成してほしい。後輩の活躍を自分たちの力にしていきたい」と力強く語った。   (黒﨑)

悲願の選手権初優勝へ! 武藤ゆらぎ選手インタビュー

サイドにボールを展開する武藤

湘南キャンパスラグビーフットボール部の武藤ゆらぎ(体育学部4年)は1年時から全国大学選手権大会のスタメンに名を連ねた。2年時にはレギュラーとして絶対的存在となり選手権でベスト4に入ったが、昨年度は筑波大学に敗れベスト8に。悔しさをバネに1年間成長してきた世代屈指の司令塔が、悲願の大学日本一へと導く。(塩澤)

――秋の関東大学リーグ戦はどのような大会でしたか?

試合を重ねるたびに選手間の意思統一を図り、チーム力が高まっていきました。私自身は昨年度に比べてあまり調子はよくありませんでしたが、チームのやりたいことにコミットしながら貢献できたと思います。

――リーグ戦を通してどんなところが成長しましたか

4年生として、自分が持っている知識や経験をチームに還元できるようになりました。チームをまとめる力はこの1年間で身についてきたと感じています。

――今年度のチームの特徴は?

圧倒的な能力を持つ選手は少ないけれど、一人一人がやるべきことを徹底してできるチームだと思います。選手個人の力に頼るのではなく、チーム力で勝負していきたい。

――チーム内ではどんな存在ですか?

あまり怒ることもないので、優しい先輩だと思います。後輩からは慕われていると思っています!(笑)

――選手権に向け、チーム、個人の目標を教えてください

司令塔のポジションを任されているので、周りを生かして、チームを勝たせるプレーを見せたい。今年はBKにいい選手が多くそろっているので、FWとBKが一体となったラグビーを自分がコントロールできればと考えています。個人としてはキックの精度を上げることを意識しています。選手権でも重要になるので、コーチ陣と時間をかけて練習を積んできました。まずはリーグ戦6連覇を達成できたので、選手権でも優勝できるように頑張ります。

――選手権にかける思いは?

東海大は過去に決勝まで駒を進めていますが優勝には届いていないので、大学最後のシーズンに日本一を取りたいという思いは強いです。

――注目してほしい点や見せたいプレーはありますか?

ラン、パス、キックの全てです! 特に相手のディフェンスに仕掛けるプレーに注目してください。

――ファンの方に向けたメッセージをお願いします。 いつも応援いただきありがとうございます。日本一に向けて、チーム一丸となって頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。

創部初の2部リーグ準優勝 昇格に一歩届かず

チーム最多得点を挙げた加藤

湘南キャンパスサッカー部女子が、4月29日から10月29日にかけて東海大学湘南キャンパスサッカー場などで行われた関東大学リーグ戦2部に出場。11勝3敗4分けで、創部史上最高順位の準優勝となった。しかし、11月26日に国際武道大学サッカー場で行われた1部入れ替え戦では、国際武道大に2―3で惜しくも敗れ、悲願の1部昇格はならなかった。

リーグ戦前期は4位で終えたが、後期には7勝1敗1分けと追い上げを見せた。内山秀一監督(体育学部教授)は、「前期は五分五分の試合も多かったが、後期に入ると上位チームにも負けなくなった。もっと点は取れたと思うが、失点が少ないのはよかった」と振り返った。FW加藤沙彩(体育学部2年)は2年生ながらチーム最多の13得点を挙げ、2部得点王にあと2点まで迫る活躍を見せた。しかし、「確実に決められる場面で外してしまった。決め切れるようにならないと来年度は厳しくなる」と悔しさをにじませた。来年度に向けて、「左足でもゴールを狙えるようになって、もっと相手にとって怖い選手になる」と語った。

作田梨乃主将(同4年)は、「事前に相手チームをしっかりと分析し、試合を意識した練習ができていた。試合でも1部昇格を見据えて戦えた」と振り返る。「入れ替え戦を経験できたことはチームにとってとても大きい。練習から1部の強度を意識して、来年度こそは2部優勝、1部昇格を達成してほしい」と後輩たちへエールを送った。(黒﨑)

粘り強いプレーで1部残留決める!

シュートを放つ神蔵

湘南キャンパス男子ハンドボール部が、8月26日から10月1日まで国士舘大学多摩キャンパスなどで行われた関東学生秋季リーグ戦に出場し、1勝8敗で10位となった。

主将の神蔵桃也(体育学部4年)は、「主力にけが人が出るなど、万全の状態で戦うことができなかった。それでも下級生が多く出場し、活気あるプレーを見せてくれた。春季リーグ戦に比べて先取点を奪い、試合をつくっていけたところが成長したと思う」と振り返る。10月15日に行われた2部1位の青山学院大学との入れ替え戦では、神戸直輝(同3年)や畑中大靖(同1年)ら下級生が躍動。最後まで1点を争う接戦となったが、武器である堅守速攻で得点を重ね、30―29で1部残留を決めた。田村修治監督(体育学部教授)は、「途中リードされることもあったが、すぐに追いつき競ったゲームができた。粘り強く挑んだことが勝利に繋がった」と話した。

11月4日から8日まで北海道・函館アリーナなどで行われた全日本学生選手権大会では、1回戦で関西大学と対戦。第2延長までもつれる激戦の末、37―38で惜敗した。来年度に向けて田村監督は、「多くの下級生が試合経験を積めたので、自信につなげてほしい」と語った。(佐藤)   

1部再昇格へ基礎から見つめ直す

ランプレーで相手DFの裏を突く荒井

湘南キャンパスアメリカンフットボール部が9月9日から12月3日まで、東京都・アミノバイタルフィールドなどで行われた関東学生リーグ1部BIG8に出場。1次リーグ、2次チャレンジリーグともに白星を挙げることができず、2部リーグAブロック降格となった。

川邉保孝監督(スポーツプロモーションセンター准教授)は、「けが人も多く、1次リーグから続く悪い流れを断ち切れなかった」と振り返る。高林大河主将(教養学部4年)も、「後輩たちにはこの悔しさを忘れることなく、冬の練習から課題点を明確にして取り組んでほしい」と後輩たちへのエールを送った。

選手たちは1部再昇格を目指し、前を向いている。中でもQBの荒井天希(体育学部2年)は身体能力に長けており、司令塔としてチームを勝利に導く活躍に期待がかかる。荒井は、「チーム一丸となって、一つひとつのプレーの精度を上げたい。オフェンスで勝ちきれるようにしていく」と抱負を口にした。再昇格に向けて川邉監督は、「フィジカルの強化に取り組み、基本的なプレーも反復して固めることでチームを見つめ直していきたい」と語る。再建を図り、1部復帰に向けたチームづくりを進めていく。(本多)   

春季大会・秋季大会で日本一へ!

来年度の優勝を目指す選手たち(写真提供=湘南キャンパスサーフィンサークルCORE)

湘南キャンパスサーフィンサークルCOREが、10月21、22日に千葉県鴨川市東条海岸で行われた秋季全日本学生選手権大会に出場。LBメンクラスで横山知生(経営学部2年)が3位に入賞した。

横山は高校からサーフィンを始め、独学で研究しながら多くの経験を積んできた。今大会を振り返り、「決勝戦は風があり、波が荒かったが、普段から荒い波にも乗るように心掛けていた。周りが苦戦している中でもロングライドできたことが3位のトロフィー獲得につながった」と笑顔で話した。来年度に向けて横山は、「春季大会は今大会の悔しさを胸に優勝を目指す。将来的にはコミュニティを広げて多くの人とサーフィンを楽しみたい」と意気込んだ。

さまざまな学部学科の学生で構成されるCOREは、他大学と比べても人数が多い。大会に出場していない選手も砂浜で仲間を応援し、チームが一丸となって総合優勝を目指す。  塩谷一心代表(文化社会学部2年)は、「毎日海で練習できる環境がある。先輩後輩の壁がなく、サーフィン仲間となって一緒に戦えるのもCOREの魅力。春季大会に向けて、冬の寒さと戦いながらチームとして成長し、優勝したい」と熱く語った。(吉田)

集大成として笑顔で演技を披露

インカレに出場した選手たち(写真提供=湘南キャンパスチアリーディング部FINE)

11月25、26日に群馬県・高崎アリーナで行われた全日本学生選手権大会(インカレ)に出場した湘南キャンパスチアリーディング部FINE。初日に行われた自由演技Division2競技部門で12位、2日目の自由演技Division1競技部門では14位となった。

今大会が始まる前、インフルエンザに罹患し離脱する選手が出るなど、思うような練習ができず、再開後も目標としていた演技構成の成功率が上がらなかった。チーム状況を鑑み、確実に成功する演技構成に変更し、丹下息吹(体育学部3年)は、「先輩たちとはレベルの高い演技をしたかったけれど、4年生と最後に笑顔で終わるために無理をしない選択を取った」と話す。迎えた本番では、全ての力を出し切り、観客を魅了。竹中杏主将(同4年)は、「集大成の大会として悔いのない結果になった。安定したきれいな演技を披露でき、想像以上にいい順位だった」と振り返った。

チームの次の目標は、毎夏に行われるJAPAN CUP日本選手権大会Division1大学部門での決勝進出だ。丹下は、「初心者の入部を受け入れているので、チアの基礎から練習しながら、今年同様にJAPAN CUPでも決勝進出を目指したい」と話した。(小沼)

部員全員でつかんだ初の大学日本一

優勝し、表彰台の頂点で喜ぶ山田(写真提供=湘南ボディビル部)

湘南キャンパスボディビル部が9月30日に、埼玉県深谷市民文化会館で開催された全日本学生選手権大会に出場。フィジーク部門団体で創部初の大学日本一に輝いた。

有賀誠司監督(健康学部教授)は、「今年度は全体での練習を増やし、各自の持ち味や長所を重視したポージング練習も十分に積れたことが優勝につながった」と話す。中でも170㎝以下級で優勝した山田雄里杏(経営学部2年)は、ボディビルからフィジークに部門を変えて結果を残した。フィジーク部門は、筋肉の大きさだけでなく、体全体の美しさやバランスのよさが審査される。山田は、「毎日細かいところまでポージング練習を行い、フィジークで勝てる体作りを意識してトレーニングしたことが優勝につながった」と振り返る。

主将の川中健介(健康学部4年)は国際大会出場に向けた準備に専念するため出場しなかったが、食事やポージングのアドバイスを送るなどチームを支えた。山田は、「川中さんは体だけでなく、気持ちもとにかく強いので、人として憧れる。世界を知る選手から学ぶことも多い」と語った。来年度に向けて有賀監督は、「冬の間に重量を上げたトレーニングで基本から鍛え直し、来年も連覇を狙ってもらいたい」と期待を寄せた。(佐藤)

美しい肉体美 世界の舞台で優勝

美しい肉体を披露した川中(写真提供=湘南キャンパスボディビル部)

湘南キャンパスボディビル部の川中健介(健康学部4年)が10月31日から11月6日にかけてスペイン・サンタスサンナで開催されたIFBB世界選手権のクラシックフィジーク21~23歳級に出場し、優勝を果たした。「肩の厚みを出すことや、強みが生かせるポージングを中心にアドバイスをしてきた」と有賀誠司監督(健康学部教授)が話すように、海外の選手にも劣らない体を目指し、トレーニングを積んだ。

川中は、9月10日に栃木県総合文化センターで行われたオールジャパンフィットネスチャンピオンシップのマスキュラーフィジーク部門で自身初の日本一に輝き、さらには17日に三重県・響ホール伊勢で行われた日本クラシックフィジーク選手権175㌢以下級でも優勝を果たした。川中は、「筋肉を大きくするため、特に高重量のトレーニングに力を入れた。胸の大胸筋のサイズと体の厚みが評価につながった」と振り返る。

その結果、世界大会の日本代表に選出。
川中は、「海外選手は日本選手に比べて筋肉が大きいので、その中で評価されるのは光栄なこと。美しさやシンメトリーさで差をつけられるようにポージング練習に励んだ」と振り返った。有賀監督は、「基本的な筋肉量を更に増やし、今後も世界での活躍も見せてほしい」と期待を寄せた。(佐藤)

2年ぶりの年間王者へ好発進

笑顔を見せる選手たち(写真提供=湘南キャンパスライフセービングクラブCREST)

湘南キャンパスライフセービングクラブCRESTが9月23、24日に、千葉県・御宿中央海岸で行われた全日本学生選手権大会(インカレ)に出場。男子が総合優勝、女子が総合準優勝となった。

男女同時優勝を目標として掲げ、本大会に臨んだCREST。当日は、急な気温の変化や雨風などの状況での競技となった。そんな中でも男子は、白畑秀磨(健康学部3年)がサーフスキーレースで、後川由眞(情報通信学部1年)がサーフレースで優勝を飾り、オーシャンマンリレーも制覇。その他の種目でも安定した成績を残し、総合優勝を果たした。男子主将の上妻佳太郎(工学部4年)は、「インカレ、1月の全日本学生プール競技選手権大会(プールインカレ)、2月の全日本学生SERC選手権大会の総合成績で争う全日本学生シリーズの年間王者に向けて、いいスタートが切れた。今年こそタイトルを取りに行く」と意気込んだ。

一方の女子は、主将の金子彩紀(体育学部3年)らが出場したビーチリレーで連覇を達成。さらにボードレスキューで甚内優那(同1年)と中島星南(同)が準優勝した。金子主将は、「女子は2人しかいない1年生が出場したボードレスキューで2位に入れたことが、チームを勢いづかせてくれる結果だった」と大会を振り返り、「プールインカレで3連覇を目指す」と今後の大会への決意も見せた。

ライフセービングクラブは、2021年度に全日本学生シリーズで男女ともに初代王者となるも、昨年度は男女ともに日本体育大学に敗れ王座を逃している。今年度は王座奪還を目指し、奮闘する。(小沼)

「自信につながった」 創部初のインカレ団体戦ベスト8

好成績を残した松本隼(写真提供=湘南キャンパス男子ソフトテニス部)

湘南キャンパス男子ソフトテニス部が9月2日から6日まで、石川県・和倉温泉運動公園テニスコートなどで行われた全日本学生選手権大会(インカレ)に出場。団体戦で創部初のベスト8となった。

古谷和久監督(東海大学職員)は、「雑なプレーがなく、練習で心がけてきた丁寧なテニスが生きた試合だった。創部初のベスト8に入れたこともうれしく、達成感があった」と語る。また「今回、ベスト8まで残ったチームは強豪ばかりの中、力を出し切って戦うことができた。よく頑張った」と選手たちをたたえた。松本隼(情報理工学部2年)は、「今まででいちばんチームとしてのまとまりがあった。応援とコート内の選手が互いを盛り上げ、いい雰囲気で試合ができた」と振り返った。

また、個人戦ではシングルスで松本隼がベスト16となった。「昨年は出場できただけでうれしかったが、今年は勝ちたいという思いが芽生えていた。前回よりよい成績を残すことができ、自信につながった」と語る。「得意のプレーで試合の流れを引き寄せ、攻めの展開につなげられたことがよかった」と大会を振り返る。さらに、ダブルスでは松本隼と松本航(教養学部3年)のペアがベスト16となった。(見上)