「2019年度東海大学連合後援会研究助成金」の採択課題が決定しました

東海大学在学生保護者の団体である東海大学連合後援会による「2019年度東海大学連合後援会研究助成金」が公募され、審査の結果、「研究部門」3件、「地域連携部門」8件が採択されました。連合後援会研究助成金は、環境に関連した研究を支援することにより、東海大学の教育・研究の発展に寄与することを目的として2004年度から実施されています。昨年度からは、高等教育部門の中期運営方針として掲げる「地域連携」を推進するため、地域をキーワードに教育・研究を助成する「地域連携部門」が設けられています。

6月4日には、書類による一次審査を通過した代表者がプレゼンテーションする審査委員会が開かれ、湘南キャンパスをメーン会場に各キャンパスをテレビ会議でつないで実施されました。当日は、初めに連合後援会の二重作昌明会長が、「東海大学には優秀な先生方が数多くいらっしゃいますので、研究成果を挙げていただき、東海大の名前を広めていただければと思います。微力ながら後援会としても応援していきますので、ご活躍を祈念しています」とあいさつ。その後、各研究の代表者がそれぞれの計画を紹介し、それぞれに山田清志学長ら審査員が多くの質問を寄せ、活発な質疑応答が行われました。

採択課題は以下の通りです。

【研究部門】
▽湘南キャンパス 落合成行教授(工学部機械工学科)
「『流れの見える化技術』による“世界規模での大気環境改善”」
▽伊勢原キャンパス 遠藤 整講師(医学部医学科基盤診療学系衛生学公衆衛生学)
「環境が規定するがん細胞の悪性化獲得機構の解明と環境応答標的薬の開発」
▽伊勢原キャンパス 白石良樹講師(医学部医学科内科学系呼吸器内科学)
「アレルギー性気道疾患の発症・増悪に関与する体外(室内)環境真菌の評価法確立」
【地域連携部門】
▽湘南キャンパス 水島久光教授(文化社会学部広報メディア学科)
「地域における映像資料の活用に関する実践的研究―『学前ローカルイメージラボと夕暮れ映像祭の企画運営』」
▽湘南キャンパス 小貫大輔教授(教養学部国際学科)
「秦野市と東海大学の連携による多文化共生推進プロジェクト」
▽湘南キャンパス 池内眞弓准教授(健康学部健康マネジメント学科)
「高齢者介護施設入居者の社会活動参加の仕組みの構築および社会活動参加による健康度への効果検証」
▽湘南キャンパス 山本義郎教授(理学部数学科)
「心肺停止からの社会復帰率向上のための地域連携による教育・研究の展開」
▽湘南キャンパス 三神 厚教授(工学部土木工学科)
「1703年元禄地震による東海道の宿場の被害と地盤との関係」
▽札幌キャンパス 櫻井 泉教授(生物学部海洋生物科学科)
「北海道留萌市におけるマナマコ中間育成技術開発を通じた地域連携強化」
▽湘南キャンパス 二ノ宮リムさち准教授(現代教養センター)
「大学生による中学生のための学習支援:東海大学ESD塾」
▽熊本キャンパス 福﨑 稔教授(九州教養教育センター)
「スイゼンジノリ養殖および『南阿蘇・スイゼンジノリ』のブランド化と地域活性」

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