国際学部の学生有志らがチャリティ・フットサル大会を開催しました

国際学部の学生有志が主体の団体「Ubumwe Coffee Project(ウブムウェコーヒープロジェクト)」が11月30日に、湘南キャンパスでフットサルのチャリティ企画「Ubumwe Charity Cup 2025」を開催しました。同プロジェクトでは、約30名の学生が活動。学部の海外研修でブルンジを訪れた際にコーヒー農家の人々が「地域に学校を建てたい」と切実に願っていることを知った学生らが中心となり、さまざまな国際イベントなどで販売したコーヒー豆などの売り上げをその資金に充てようと現地NPO法人への寄付などを続け、ブルンジの貧困問題解決のアプローチに取り組んできました。今回のチャリティ企画もその一環として実施したものです。

同プロジェクトと今回のイベント責任者を務める後藤晃希さん(国際学部2年次生)は、「大人も子どもも参加できるフットサルを楽しんでもらい、チームの出場料を現地への支援に充てるとともに、参加してくれた方々や観戦者の皆さんにこのイベントを通してぜひブルンジの現状を知ってもらえれば」と、今回の企画の目的を説明。「参加してくれるチーム集めや大会の準備など大変でしたが、無事に開催できてよかった。本来の目的を見失わずに、参加チーム集めや大会の準備などに取り組むのは大変でした。この経験を後輩たちに共有して活動を継続したい」と話しました。

当日は、午前中に成人の部、午後に小学生の部の2部制で実施。参加選手と家族らを含め、約70名が訪れました。午前中の開会式では、後藤さんが活動の概要を紹介。「皆さんの出場料は、ブルンジで昔から伝統的な陶芸技術を生業にしているバトゥワの人々の子どもたちを支援している団体『バングカ開発協会』に寄付をして、子どもたちの学費や制服代にしてもらいます。今日は大いに楽しんでください」とあいさつ。成人の部には本学職員を含む8チーム、小学生の部には本学部の学生で構成される特別チームを含む5チームが参加し、熱戦を繰り広げました。

また、本企画のもうひとつの目的である食を通じての異文化交流として、地域の飲食店にも協力を依頼し、北欧、ベトナム、ブラジルなどの料理や菓子を販売するキッチンカーも出店。Ubumwe Coffee Projectの学生たちも一杯ずつ丁寧にいれたコーヒーを販売し、多くの人でにぎわいました。参加者は、「これまであまりわからなかったブルンジの現状を知るきっかけになりました。今後は関心を持っていきたいと思います」「学生の皆さんに声をかけてもらい参加してよかった」などの声が聞かれました。ブルンジの隣国・ルワンダ出身の保護者の方は、「大学の施設を使わせてもらい、いい経験になりました。今回のように参加して楽しむことがチャリティにつながるような企画をぜひこれからも続けてほしい」と話しました。