文明学科では、過去から現代に至るまで、人間が形作ってきた文化、社会制度、思想などを多角的な視点から研究しています。
本年度、厳正な審査の結果「S成績」を収めた11名の卒業論文は、いずれも「文明の変容と交差」を鋭く捉えた力作揃いです。私たちが生きる現代を、歴史的な連続性とグローバルな広がりの中でどう解釈するのか、知的好奇心に溢れた探究の成果をご覧ください。
【優秀卒業論文一覧(学生証番号順)】
・我妻舞さん 「多様化する墓のあり方と墓意識の変容について」
・松下由和さん 「性風俗産業に係る法の変遷と社会との関わり」
・浦俊豪さん 「日本の先住民族・アイヌの『国民化』:教育問題を中心に」
・山野彪さん 「越境するポップカルチャー:K-POPに見る日本的要素と日本人メンバーの役割」
・高瀬夕奈さん 「演出はなぜ異なるのか :女性アイドルと男性アイドルにおけるライブ演出の比較とファンの心理の分析」
・劉嘉文さん 「パンクの『終焉』に生まれた美学:ポストパンクにおける音楽の構成とポストパンクの多様なムーブメント」
・土橋弘智さん 「江戸時代中期~後期の肉食観」
・武田小町さん 「『個性の街』原宿はいかにしてつくられたのか」
・薄井悠杜さん 「大正時代における『生活改善』の観念:『生活改善調査決定事項』を中心に」
・富永直樹さん 「言説に認められる美的判断の客観性と批評の重要性」
・字引優花さん 「日本における葬送儀礼の変容と個人的・社会的影響について」
受験生・在学生の皆さんへ
文明学科の学びには、決まった正解はありません。「アイドル」から「江戸時代の肉食」、「葬送の儀礼」から「法律」まで。一見バラバラに見えるこれらのテーマはすべて、「私たちはどのような文明を生きているのか」という一つの大きな問いに繋がっています。
みなさんも、自分だけの視点で世界を記述してみませんか?