JR東日本横浜支社と包括的連携に関する協定を締結しました

6月16日に湘南キャンパスで、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)横浜支社と本学の包括的連携に関する協定を締結しました。JR東日本と本学はこれまでにも、JR東日本に在社しながら本学で学ぶ「派遣制度」を実施しているほか、横浜支社の「わかりやすい駅プロジェクト」への本学留学生の参画、教養学部の学生が平塚駅に隣接する商業施設「ラスカ平塚」の壁画制作や産学連携ギャラリーの設置に取り組むなど連携を深めてきました。今回の協定は、協力関係をさらに発展させるとともに、双方が持つ特性を多方面で発揮し、地域に貢献につなげることを目指すものです。なお、本学が企業と包括的協定を締結するのは今回が初めてとなります。

今後は、鎌倉駅をはじめとする駅施設のリニューアルにあたって行われる多言語対応への協力や地域のブランド価値向上といった地域振興、地域防災や鉄道施設に関する研究、教員・学生・社員によるワークショップの開催、大学の教員による出前授業など人材育成を中心に連携を深めていく予定です。

締結式には平野邦彦支社長と山田清志学長が出席。平野支社長は、「総合大学として幅広いフィールドを持っている東海大学と多面的に連携し、地域の魅力発信やブランドの向上にも一緒に取り組んでいきたい。駅と街のあり方をテーマにした研究などにも取り組んでもらえれば」と期待を寄せました。山田学長は、「文部科学省による『地(知)の拠点整備事業』に採択された唯一の全国規模の大学として、これまでも周辺自治体と点のレベルで連携を深めてきましたが、鉄道という線のつながりをもつ公共性の高い企業と連携することで、本学の知見や教育・研究の成果をこれまで以上に地域に還元できると期待しています」と語りました。

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