美術・デザイン・音楽という従来の芸術領域の垣根を越え、現代の社会が必要とする総合的な芸術の技術と知識を学びます。また、学内の異分野とのコラボレーションや社会連携型プロジェクトなどの機会を通じて芸術の学際性を体得し、社会に芸術を浸透させていくことのできる人材を育成します。
検索しても
みつからない
自分と世界の
つくりかたを学ぼう
他学部・他学科、社会との
コラボで広がる多彩な学び
教養学部芸術学科が始まったのは今から50年以上前の1968年。これまで数多くの芸術的人材を社会に送り出してきました。そして2022 年、芸術学科は音楽と美術とデザインの領域を融合させた新しい学科として生まれ変わりました。
新芸術学科のコンセプトは学際芸術です。美術、デザイン、音楽という手法の枠を超えることはもちろん、多様な学部を有する総合大学という環境を生かし人文科学、社会科学、自然科学の知を積極的に取り入れて、新たな芸術の在り方を模索します。
未来の社会を創造する
新しい表現を目指して
先史時代より数万年以上続いてきた芸術という営み。中でも21世紀は、波乱に満ちた面白い展開を迎えることでしょう。AIの登場に代表されるように、テクノロジーの発達によって世界はどんどんとその姿を変えています。既存の価値観が瞬く間に塗り替えられていくこの時代に、社会が求めるのは、斬新な発想力を持つ人間です。芸術学科では、学生と教員が対話を繰り返しながら、未来の社会を創造するための発想力を養っていきます。
NEWS
芸術学科ラボ(研究室)紹介
芸術学科のラボ担当教員のご紹介します。
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4年間の学びの流れ
従来の「音楽」「美術」「デザイン」の枠組みを超えた「芸術」を学ぶためのカリキュラムとなっています。
工房・練習室・ホール
さまざまな芸術領域を学ぶために必要な専門の設備が整っています。総合大学としては珍しい大規模な芸術工房も有しており、自由な制作が可能です。
芸術学科の授業の特徴
社会(ソーシャル)指向
絶えず生まれる社会の問題。地球規模の環境変化、国際情勢の変化。芸術学科では、あらゆる社会の課題の構造を他学部・他学科とのふれあいを通じて深く学びます。そして、自分が感じた違和感を起点に、創造的な解決策を社会に示します。
身体(カラダ)指向
教科書に書いてあったことを忘れてしまうことはあっても、一度学んだ自転車の乗り方を忘れてしまうことは稀です。芸術の学びは、言語的な知識の学びだけでなく、手を動かしながら、五感や身体を総動員さる「忘れられない学び」です。
発表(プレゼン)指向
カタチに示すことを学ぶ芸術学科は他者にそれを見せ、対話することを大切にします。実習や講義における学生の発表はもちろん、4年間の成果である卒業研究など発表の機会を通して社会に提示し社会と対話することを大切にします。
例えば、こんな授業
芸術表現基礎A
授業概要:芸術学科1年生を対象とした基礎的な表現技法を学ぶ授業で、主に、自画像デッサンおよび、グラフィックデザインを学ぶ授業です。
課題趣旨:木炭を使用した自画像デッサンや風景画、Illustratorを使用し、自作の詩と写真からなる冊子のデザインを制作し表現の基礎を学びます。
芸術表現基礎C
授業概要:基礎的な音楽演奏表現とアンサンブル発表を中心に、文献調査や配布資料作成、データ収集などの基礎も取り入れた複合的な授業です。
課題趣旨:クラシックの名曲に原語で挑戦し、歌、ピアノ、管弦打楽器など個々の表演能力を集結するとともに、文献調査基礎を学び、図像・解説入りのプログラム作成を共同で行い最終演奏発表を行います。
デザイン実習A
授業概要:現代は「1から100」を創り出すデザインだけでなく、時には「50から100」を創り出す力も必要。そんなデザイン力を養う実習科目です。
課題趣旨:“ギャザリングデザイン”をテーマに、平面・立体・映像を問わず、「同一同質のモノやネタを集めた」デザイン表現に取り組みます。
アート実習
授業概要:デッサンや着彩を制作する実技型の授業です。「観察力」「描写力」という芸術表現における重要な能力を育んでいきます。
課題趣旨:石膏像・風景・人体などを、木炭や鉛筆、水彩絵具によって描画をします。課題を通して、立体や空間を表現する力を身につけることができます。
音楽実習
授業概要:独奏や合奏、合唱などの演奏表現クラスと、音楽制作クラスがあり、多様な音楽表現と技術を学びながら音楽芸術の教養を深めます。
課題趣旨:クラスごとにアンサンブル、鍵盤楽器(クラシック)とその伴奏による演奏表現、波形編集、多重録音、ミュージックビデオなどの多様な実習に取り組み、最後に課題発表を行います。
インスタレーション
授業概要:立体、音響、映像の各ジャンルの教員が担当し、空間や環境に設置型の作品を制作する「インスタレーション」形式の表現について実習を行います。
課題趣旨:触覚、視覚、聴覚などおよそ芸術に関する感覚を総動員し、実空間の特性を生かした最適の表現方法を検討し、設置した上で鑑賞を行います。
現代芸術論
授業概要:なぜ現代美術は難しいのか、なぜアーティストは破天荒なのか、なぜ現代美術には高値がつくのか。こうした様々な疑問に答えていく授業です。
課題趣旨:指定した作家や作品についてグループで調べて発表します。学期末には、授業の内容に関するレポートを作成します。