教養学部

芸術学科

教育研究上の目的及び養成する人材像、3つのポリシー

教育研究上の目的及び養成する人材像

教養学部芸術学科の教育研究上の目的は、大学・学部の教育目的に沿って、「身体指向」「社会指向」「発表指向」を目標とする芸術教育の実施により、音楽・美術・デザインなど個々の適性に合わせた専門能力、かつ「学際芸術」のコンセプトの下にそれらを統合する能力をも兼ね備え、様々な場面に対応できる判断力・行動力を持った視野の広い人材を養成することです。

3つのポリシー

1ディプロマ・ポリシー

教養学部芸術学科では、以下の能力を備えたと認められる者に学位「学士(教養学)」を授与します。

知識・理解 

人文・社会・自然科学に関わる広い視野からの、芸術に関する知識と理解。

汎用的技能

変化する現代社会の状況を理解し、修得した芸術の技能を柔軟に活かす能力。

態度・志向性

問題発見・解決に向けた社会的役割を自覚し、音楽・美術・デザイン等の専門領域を統合し、創造的な場面において積極的に行動しようとする姿勢。


2カリキュラム・ポリシー

教養学部芸術学科が定めるディプロマ・ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、実施します。

教育課程・学修成果

芸術学科では、講義科目である「芸術知識科目」と実習科目である「芸術実習科目」、それら両方の要素を合わせ持つ「芸術演習科目」、そしてゼミ・卒研等の「芸術研究科目」の4種類の学科目を置きます。

1・2セメスター(初年次)では、芸術全般にかかわる知識と技能を身につけます。必修科目は、芸術演習科目である「芸術表現基礎A~D」と芸術知識科目の「芸術未来学」です。他に、選択科目として芸術知識科目「芸術の系」「芸術対話」「現代芸術論」「音楽通論」「デザイン学」があります。芸術実習科目としては、音楽実技は継続性が肝要との理由から「音楽レッスン1・2」が選択できます。

3・4セメスター(2年次)では、自身の興味や関心に基づいて履修科目を構成します。様々な知識・実習・演習科目が設定されており、理論と技法の両観点から学びつつ、3年次以降の履修や研究について思考します。中心となるのは、選択必修科目である芸術実習科目「アート実習A・B」「デザイン実習A・B」「音楽実習A1~B2」であり、これら3分野のうち1つ以上を修得せねばなりません。あとは全て選択科目であり、芸術演習科目としては「写真・映像表現」「コンピュータミュージック」「クラフト&デザイン」「イラストレーション」「インスタレーション」等が、芸術知識科目としては「芸術心理学」「西洋芸術史」「アートマネージメント」「ソーシャルデザイン」「音楽と医療」等が開講され、2年次以降自由に履修することができます。

5・6セメスター(3年次)では、1・2年次の学びをベースとして専門領域(ラボラトリー)を定め、理解を深めつつ経験を積みます。また、設定した領域以外にも必要に応じて他領域を学ぶことで専門領域を補足する、あるいは横断的な表現や研究について学び、実践することができます。ここで中心になるのは、必修科目の芸術研究科目「ラボラトリー1・2」です。そして3年次から開講される選択科目としては、芸術演習科目の「ラボラトリートライアルA・B」、芸術知識科目の「芸術と人類学」「芸術組成学」「音楽史」「デザインとビジネス」があります。

7・8セメスター(4年次)では、芸術研究科目「卒業研究1・2」において、4年間の学習成果を卒業研究論文や卒業研究制作としてまとめます。卒業研究の内容によっては、同学部人間環境学科と連携した科目「プロジェクト研究」を履修することも可能です。

以上のような「身体指向」「社会指向」「発表指向」を目標とする芸術教育の実施により、音楽・美術・デザインなど個々の適性に合わせた専門能力とそれらを統合する能力を兼ね備え、様々な場面に対応できる判断力・行動力を持った視野の広い人材を、段階的かつ発展的に養成していきます。

学修成果の評価方法

芸術学科のディプロマ・ポリシーに示されている「知識・理解」「汎用的技能」「態度・志向性」に関して、ルーブリックによる観点別評価、修得単位数・GPAによる分析評価、授業についてのアンケート等を用いた学生による自己評価により、学修成果の評価を行っています。その集計結果は、FD活動等をとおして教育の質向上のためのPDCAサイクルにつなげています。


3アドミッション・ポリシー

求める学生像

教養学部芸術学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。 及び、ディプロマ・ポリシーで求められている能力を、身につけられると期待できる基礎学力を十分有する人材。

入学者にもとめる知識・技能・思考力・判断力・表現力・態度
(1)知識・技能

英語では、高校での英語科目の履修を通して、英語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。

国語では、高校での国語科目の履修を通して、日本語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。

社会では、高校での社会(世界史、日本史、地理、政治・経済、倫理、現代社会)の科目の中から数科目を選択し、個々の項目の内容を理解していることが望ましい。

数学及び理科については、文系の学問を学ぶ上で必要な自然科学的な知識を幅広く理解していることが望ましい。

芸術については、音楽か美術かデザインの少なくとも一つの専門内容に関する基礎的な知識や実践能力を身につけておくことが望ましい。

(2)思考力・判断力・表現力

身体を通した実体験から思考しようとする意欲(身体指向)。

現代社会で求められる芸術の役割を、常に模索し判断しようとする意欲(社会指向)。

自身の成果を、他者に、社会に呈示(表現)しようする意欲(発表指向)。

(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

自身の適性を自覚し、それに合った専門能力を自ら磨く意欲を持ちながらも、芸術の他の分野領域にも興味を持ち理解し、他分野の仲間達とも協働して創造しようとする姿勢。