教養学部

人間環境学科

4年間の学びの流れ

人間を取り巻く環境に関する諸問題を体系的に学べるようなカリキュラムになっています。 フィールドワークや実技・演習に重きを置いた特色のある教育を行います。

カリキュラム(履修例)

1年次

入門ゼミナールでは、学友を作り、大学での学修過程を理解する

入門ゼミナールの他に、3つの領域のうち最も興味関心のある領域を各自が選択し、その基礎となる科目から学び始めます。その他にも、選択科目として各領域の演習があり、実践的な技術や知識を身に付けることもできます。

2年次

領域を超え、人間と環境に関わるさまざまな科目を履修し視野を広げる

選択した領域にこだわらず他の領域の科目を学修することで、環境に関する広い知識と視野を身に付けます。特に必修科目の人間環境基礎演習では、環境に対して多面的な見方や価値観があることを学んでいきます。

3年次

研究室に所属してより専門的な知識を身に付ける

研究室に所属し、指導教員の専門分野に関わるより高度な知識を学び始めます。4年次の卒業研究に向けて研究の基礎となる考え方やスキルの習得を目指します。

4年次

卒業研究に取り組み卒業論文を完成させる

4年間の学びの集大成として、卒業研究を行います。人間環境に関わる諸問題を解決するための専門的な調査研究に取り組むことで、論理的な思考を磨き、問題解決力が身に付きます。

主な専門科目

自然環境演習|自然環境領域

自然環境と人間の共存を考えます

近隣自治体、NPO、企業などと連携しながら地域の 環境や生態系の現状と課題について学びます。その 上で、問題解決へのアイデアの創出や、行動できる 力を養います。

保全生物学|自然環境領域

なぜ生物を守るのかを考えます

人間が生きていく上で、生物多様性の保全は欠かせ ない考え方となっています。本講義では、なぜ生物 を保全する必要があるのか、そして実際にどのよう な取り組みが行われているのかを学びます。

社会環境演習|社会環境領域

社会環境の視点から 生活の質(QOL)について考えます

近隣自治体、NPO、企業などと連携しながら、社会 の現状や課題について学びます。その上で、問題解 決へのアイデアの創出や、行動できる力を養います。

SDGs論|社会環境領域

持続可能な社会について考えます

本講義では、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)について、誰がどのような取り組みを行い、 何を達成してきたかについて学びます。また、今後 求められる対策や活動について考えていきます。

生活文化演習A,B,C|生活文化領域

持続可能な地域づくりのアイデアを 創出し行動力を培います

近隣自治体、NPO、企業などと連携しながら、地域 の自然・文化の現状と課題について学びます。その 上で、問題解決へのアイデアの創出や、行動できる 力を養います。

里山文化論|生活文化領域

里山の自然利用や
地域文化について考えます

里山は、人が自然に手を加えることで生み出されて きた環境で、人々の営みや交流により独自の文化が 卒業研究審査会の様子

生み出されてきました。本講義では、人々の自然利 用や地域文化について考えていきます。

先輩はこう学んだ!

フィールドワークが多い学科なので
楽しみながら学ぶことができます!

人間環境学科では、人間を取り巻く環境 について学んでいます。例えば、SDGs のよ うな問題に着目し、人間生活の持続可能性を 考えることで専門分野にとらわれない幅広い 視点で学ぶことができます。また、人間環境 学科で実施される演習科目では、日本各地に 実際に足を運び、肌で各地の自然を体感し ながら、環境について学ぶことができます。 この学科では、実際にフィールドに出る機 会が多いため、一緒に出かけた先生や友人と の距離を縮めることができます。親しくなっ た先生や友人は、時には相談に乗ってくだ さったり、たわいもない会話で笑い合ったり と、私自身この温かさに居心地の良さを実感 しています。

西岡 夕希さん|4年次
東海大学付属市原望洋高等学校
千葉県出身

本学科の前身「教養学部 人間環境学科 自然環境課程」

時間を有効に使いながら
卒業研究も部活動も

人間環境学科の少人数ゼミでは、輪読を 通してフードロスやジェンダーなど SDGs に 関連する課題の深い知識を得るとともに、グ ループワークを通して課題解決のための分 析力や考察力を身に付けることができます。 また、自分の興味に合ったテーマで卒業研 究を行うこともできるので、私は霞ヶ浦の環 境問題をテーマに研究を進めています。部 活動はソフトテニス部に所属しているので、 学業と部活動を両立させるために、時間の 使い方には特に気を配っています。授業に は必ず出席して講義内容に集中すること、レ ポートや課題は早めに提出することを心が けています。ゼミや部活動に全力で取り組 み、充実した大学生活を送っています。

高野 渉さん|4年次
木更津総合高等学校
千葉県出身

本学科の前身「教養学部 人間環境学科 社会環境課程」