「神奈川産学チャレンジプログラム」で最優秀賞と優秀賞を受賞しました

昨年12月17日に神奈川県・パシフィコ横浜アネックスホールで表彰式が行われた課題解決型研究プログラム「神奈川産学チャレンジプログラム」(主催:一般社団法人神奈川経済同友会)で入賞しました。このプログラムは、参加企業が経営課題の中から実践的な研究テーマを提示し、学生チームが約半年をかけて解決に向けて取り組んだ成果を論文にまとめるとともに、企業の担当者にプレゼンテーションするものです。今年度は18大学から204チームが参加し、最優秀賞30件、優秀賞44件が表彰されました。本学からは、文化社会学部広報メディア学科の野口将輝准教授の研究室に所属する「垣尾チーム」が最優秀賞、教養学部芸術学科3年次生の「感性コンテンツデザインラボ」(指導教員=熊谷慶助教)に所属する「宮澤チーム」が優秀賞を受賞しました。

株式会社神奈川銀行による課題「就活生にとって魅力のある『新卒採用のためのかなぎん広報戦略』を提案してください」に挑戦した文化社会学部の垣尾聡太さん(3年次生)、朱承業さん(同)、持田達也さん(同)、川口佳祐さん(同)は、5日間のインターンシップを提案。同銀行の魅力を就活生に伝える講義や、グループディスカッションなどインターンシップの内容を考案し、「神奈川銀行をはじめ、関東圏内の地方銀行がどのように新卒採用やインターンシップを行っているか調べ、データを分析しました。本店にも訪問して行員の皆さんにインタビューし、地方銀行ならではの地域密着性という魅力が就活生に伝わる内容を考えました。長い期間をかけて考えてきたプログラムを評価していただき自信になりました」と振り返りました。野口准教授は、「学生たちはフィールドワークやヒアリングを通して、企業担当者と積極的にコミュニケーションを図るなど主体性を持って取り組んでいました。来年度も研究室として挑戦する予定なので、学生たちの成長に期待したい」と語りました。

また、優秀賞を受賞した教養学部の宮澤唯さん(3年次生)、鎌田悠輔さん(同)、加藤凱亜さん(同)、坂倉佑奈さん(同)は、丸全昭和運輸株式会社の課題「丸全昭和運輸の採用イメージキャラクター募集!」に取り組みました。宮澤さんたちは企業理念から連想したミツバチをモチーフに「みつまるちゃん」と「はちぜんくん」のイラストをデザイン。企業の認知度向上を目的に、イラストを用いたポーチやバッグなどグッズを作成しプレゼンテーションで披露しました。宮澤さんは、「一目で見て丸全昭和運輸のイメージキャラクターだとわかるように、企業のロゴを運ぶみつまるちゃんとはちぜんくんを描きました。仲間と試行錯誤してきたので受賞できてうれしい。今後のキャリアに生かしていきたい」と笑顔を見せました。熊谷助教は、「学生たちには、特にアイデアを他者に向けて論理的に伝えるためのポイントについて指導しました。2022年度に再編された本学科の1期生たちが、このような結果を残してくれてよかった」と手応えを話しました。