工学部鎚谷教授の研究室でインドからの派遣研究員を受け入れています

工学部精密工学科の槌谷和義教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)の研究室で4月から、インド・サストラ大学出身でCochin University of Science and Technologyのディヴィア・ポンヌサミー博士を派遣研究員として受け入れています。ポンヌサミー博士は、さまざまな研究活動に有益な施設が整っている本学への派遣を希望し、学園の創立者・松前重義博士が設立した松前国際友好財団の支援を受けて来日。10月まで本研究室に滞在します。

ポンヌサミー博士は、電磁気学や分子・光学物理学が専門で、金属やガラス材上に超薄膜を貼り付け、その物性を調べる研究に取り組んでおり、そうした研究をさらに進めるために槌谷教授の研究室を選びました。現在は、湘南キャンパスのマイクロ・ナノ研究開発センターに滞在しながら、槌谷教授とともにpHや温度、電気化学センサーなどに応用できるさまざまなタイプの超薄膜と微細金属材料の研究に取り組んでいます。

「東海大学は研究分野で国際的にも高く評価されている大学であり、ナノテクノロジーに携わる研究者の一人として東海大の先生方と共同研究を進められることは私自身の将来に大きな展望を開くことにつながると期待しています。新たな分野を学ぶ上で有益な施設も整っており、教授と学生はとてもフレンドリーかつ親切で、家族的な雰囲気を感じることができています。最先端技術を持つ日本の、世界レベルの施設を使って研究するという貴重な機会を提供してくれた松前国際友好財団には感謝の気持ちでいっぱいです」と話しています。

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