サイエンスインカレで機械工学科の学生が関電工賞を受賞しました

2018年04月12日

工学部機械工学科4年次生の関根誠隆さん(指導教員=同学科・落合成行教授)が、3月3、4日に東京豊島区で開かれた「第7回サイエンスインカレ」(主催:文部科学省、後援:独立行政法人科学技術振興機構)で関電工賞を受賞しました。この催しは、全国の自然科学分野を学ぶ学生が自主研究の成果を競い合うことで、課題設定能力やプレゼンテーション能力を備えた創造性豊かな人材を育成することを目的に2011年度から開かれているものです。今回は全国から書類審査を通過した169組(口頭発表46組、ポスター発表123組)が参加しており、本学からは12組20名が発表しました。文部科学省とサイエンスインカレに協力している企業・団体が選ぶ賞の2つに分かれており、関根さんは企業・団体が独自の審査基準で選ぶ「サイエンス・インカレ・コンソーシアム参加企業・団体賞」の一つである同賞を受賞しました。

関根さんは卒業研究の成果をもとに、「回れ!~世界初となる空気潤滑を用いた小型スピンドルモータの開発」のテーマで出場。PCやサーバーの記録装置として用いられるハードディスクドライブの回転部分にはこれまで、摩擦軽減のために潤滑油を用いたモータが使われてきました。しかしこの手法では、油によって摩擦が生じて回転速度が制限されるほか、熱を生じやすいといった問題点がありました。そこで関根さんは、軸受けの中心部分にコイルと磁石を設けて回転させることで、潤滑油を用いずに高速回転を可能にする小型スピンドルモータを世界で初めて実現。1分当たり7000回転の高速回転を実現しました。

受賞を受けて、「世界で誰も実現させたことのないモータを絶対に回したいとの思いでやってきた成果が評価され、落合先生に恩返しができたと思うとうれしい気持ちでいっぱいです。子どものころからものづくりが好きで機械工学科に入学しました。なかでも3年次生で受講した『機械デザイン』の授業では、機械の設計技術がずいぶんと身についたと感じています。私が受講したときは減速機を1からデザインし、設計図にまとめるという内容だったのですが、こうした授業は実践的な力を身に付けるために大変有意義でした。また、各自が決めたテーマについて自主研究する『創造プロジェクト』では、先行論文を読み解き、自ら課題を考え解決していく力が身に付きました。そうした授業や研究を通して、それまで苦手だった、一つのことを最後までやりきる力や終えた時の達成感を味わうことができるなど充実した4年間だった感じています。大学で得た財産を武器に、社会人になってからは、人々の生活を豊かにする新しい技術を提案できる人になりたいと考えています」と話しています。

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