地球深部探査船「ちきゅう」清水港・寄港記念イベントに協力しました

海洋学部では12月23、24の両日に、静岡市清水区の清水港日の出ふ頭で行われた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」一般公開に協力しました。これに先立ち本学とJAMSTECは22日、包括連携協定を締結。両者の活動を静岡市も支援する意向を表明しています。今回のイベントは連携が具体化したもの。一般公開に合わせて清水マリンターミナルで開催された寄港記念イベントでは、本学部や海洋科学博物館、JAMSTECのほか、静岡市の地場産業を紹介するブースや港湾技術を紹介するブースなどが並び、多くの市民でにぎわいました。

本学部のブースでは、カップ麺の容器を水に沈めて密閉、ポンプで水を送り込み、圧縮させる水圧実験の体験コーナーを実施。水に食物繊維(アルギン酸ナトリウム)を混ぜてゲル状にし、「持てる水」としてプレゼントしたり、公認サークル「水族応用生態研究会」のメンバーが捕った魚介類を水槽に入れて展示・解説したりする、さまざまな企画を運営し、広く市民に海の魅力を紹介しました。また、駿河湾にすむ深海魚の生態を紹介する「深海ドームシアター」の上映や、サイエンスカフェにおいて、初日に福井 篤 教授が「深海魚の奇妙な子供たち」、翌日、高見宗広非常勤講師が「深海魚の採り方」と題した講演、海洋科学博物館がオオグソクムシのお食事実験とタッチング体験を実施するなど、見て、聞いて、触れて、多角的に海を学ぶ機会を提供しました。

学生からは「自分たちが普段学んでいる海や魚を通じて、子どもから大人までたくさんの人と触れ合うことができた。地域に知識を還元するという意味でも役に立てたのであればうれしいし、これからの大学生活にもプラスになる」といった声が聞かれました。

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