観光学部の教育研究上の目的、養成する人材像

観光学部観光学科の教育方針と教育目標

東海大学は、創立以来、現代文明の要請に応えること、また、平和な世界を実現し、「人と社会と自然が共に生きる」ことができる新しい文明を創造することを、教育と研究の理念としてきました。言うまでもなく、観光関連産業は平和な世界を前提として存在するものであり、また、わが国が2006年に制定した「観光立国推進基本法」の前文にあるように、「観光は国際平和と国民生活の安定を象徴するもの」であると言うことができます。近年提唱されているエコ・ツーリズムに見られるように、地球環境を保護しつつ人間が活動することは現代観光の課題となっており、さらに、現代観光の焦点の一つとなっている世界遺産に関するUNESCOの活動は、人類共有の自然・文化遺産を世界各国の平和的な協力のもとに保護することを目指しています。これらはまさに本学が提唱する「人と社会と自然が共に生きる」ことを推進する活動であると言えます。つまり観光学部観光学科における教育は、本学の「建学の理念(精神)」を実現することを目的として行われるものであることを、まず確認しておきたいと思います。

以上のことを背景として、観光学部観光学科は、創設にあたって、次のことを教育目標として定めました。

「学士力」・「社会人基礎力」を身につけ、かつ、現代文明の要請に応え、人と社会と自然の共生を目指す本学建学の理念を生かしつつ、観光・サービス産業全体に貢献することができる創造的人材を輩出する。

「学士力」とは文部科学省(中央教育審議会)が、「社会人基礎力」とは経済産業省が、大学を卒業した者が等しくもつべき力として定めたものであり、現代の社会の一員として生きる上で必要とされている力です。ことに日本語および外国語のコミュニケーション能力・発信力・作文力、そして思考力、判断力、協調性、積極性を持つことは重要であり、本学部学科は、そのような力を備えた成熟した社会人の育成に努めます。

さらに、このような基礎力に立脚しつつ、人類とその文明に関する総合的な洞察力に基づいて現代文明の諸課題に果敢に挑戦しつつ、専門的知識と技能を磨き、様々な観光・サービス産業を創造的にリードできる人材を社会に送り出すことを、学部学科教育の目標としているのです。

養成しようとする人材

以上のような目標にそって教育を行うことによって、学生諸君の卒業後に、旅行業、宿泊事業、観光交流関連事業、観光行政、観光計画、レジャー活動の計画・指導、景観デザイン、公園設計・管理、観光ジャーナリズム、コンテンツ事業等をはじめとして、観光分野を中心に多方面にわたるサービス産業に従事し、それを管理運営し、あるいはそれを深く研究する道が拓けるように努力していきたいと考えています。

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