牧場実習の一環で「羊の毛刈り」を行いました

農学部動物科学科の2年次生が5月9日に、阿蘇くまもと臨空キャンパスで「羊の毛刈り」を行いました。本キャンパスで飼育している羊(サフォーク種および交雑種)の毛刈りは、農産物としての羊毛を収穫することで羊の健康状態の確認や夏の暑さ対策につなげようと、本学科の授業「牧場実習」の一環で毎年春に実施しています。

学生たちは初めに動物教育実習棟の教室で技術職員から講義を受け、日本での緬羊頭数や羊毛生産量のほか、羊毛の性質や加工方法などについて学びました。続いて緬羊舎から羊を運び出して体重を測り、毛刈りをするためにおとなしく座らせる方法や専用の電気バリカンの使い方についてレクチャーを受講。技術職員のお手本を見た後、1年間で10cmから15㎝程度伸びた毛を順番に刈り取り、爪切りにも挑戦しました。

参加した学生たちは、「バリカンを皮膚に当ててけがをさせてしまうのではと不安もありましたが、想像より上手に刈れてよかった」「好きな動物の勉強をしたいと進学しましたが、羊に触れるのは初めてで緊張しました。これからも技術の習得に励みたい」と話していました。