熊本星翔高と連携して「防災意識リフレッシュパーティー」を開催しました

文理融合学部地域社会学科の前田芳男教授とゼミの学生たちが10月9日に、付属熊本星翔高校で「防災意識リフレッシュパーティー」を開催しました。4年次生の西郷未悠さんが卒業研究として、本学の学生や熊本星翔高の生徒・保護者ら600名以上に非常食に関するアンケートを実施。回答結果をもとに、多くの人が常備しているパックご飯やスパゲティ、缶詰などを使ったレシピを前田教授とともに考えてきました。

西郷さんは、「東日本大震災や熊本地震をきっかけに非常食を常備する人が増えましたが、気づいたら賞味期限が切れていたという人も少なくないのではないでしょうか。そこで年に1回、非常食を使った料理を楽しみ、新たに買い足すことでローリングストックを促すとともに、災害が起こったときの気持ちを思い出して定期的に防災意識をリフレッシュしてほしい」と企画の意図を語ります。当日は6名の生徒が参加し、初めに西郷さんが趣旨を説明。ゼミの学生たちがサポートし、「手巻き寿司」「乾パンのシロップ漬け」「カップラーメンチャーハン」「トマト缶野菜スープスパゲティ」を調理。前田教授がサバの缶詰などを使って作った「シーフードカレー」と「ソイミートカレー」も試食しました。

生徒たちは「乾パンは硬くておいしくないイメージだったけれど、フルーツの缶詰に浸すと食べやすい」「パックのご飯は温めなくても酢を混ぜて酢飯にできると聞いて驚きました。普段はあまり料理をしないけれど、これならやってみたい」と感想を話していました。西郷さんは、「家に帰ってぜひ家族と一緒に作ってみてください。地震だけでなく豪雨災害なども増えているので、災害への意識を持って備えてほしい」と語りかけました。