阿蘇くまもと臨空キャンパスで地域住民を招き「収穫祭」と「農学部 おもしろ実験祭」を同日開催しました

阿蘇くまもと臨空キャンパスで11月10日に、東海大学建学祭欅祭特別企画「収穫祭」と「農学部 おもしろ実験祭」を同日開催しました。収穫祭は、阿蘇くまもと臨空キャンパスを地域の皆さんに知ってもらい交流を深めたいとの思いから建学祭欅祭実行委員会が企画したものです。また、農学部の学生や教員による特別授業「実験祭」は、農学科、動物科学科、食生命科学科で展開している特徴ある教育研究活動を広く知ってもらうために昨年度から開催しています。

当日は時折小雨が降るあいにくの天気となりましたが、多くの地域住民が朝早くから来場しました。収穫祭では、学生たちがこの日のために実習を通じて育ててきたハクサイやダイコン、サツマイモ、サトイモを来場者が収穫しました。食品加工教育実習棟では、実習などで加工製造したヒレハムとベーコン、ブルーベリージャムを販売し、こちらも好評で列ができ、あっという間に完売しました。また今年度は、楽しみながら農作業を体験する「アグリスポーツ大会」も初めて実施し、「お米の品種当てクイズ」や「飼料袋リレー」など複数の種目を行い、学生と地域住民が交流を深めました。来場者からは、「昨年度も子どもと来て、今年の開催をずっと楽しみにしていました。学生たちの笑顔や生き生きとした姿がとても印象的でした」「ハムとベーコンを買うために朝早くからキャンパスに来ました。自然豊かで建物も美しい大学で学べる学生たちがうらやましい」といった声が寄せられました。運営の中心を担った農産長の笹倉那生さん(農学部3年次生)は、「天候が悪かったこともあり、どれくらいの方が来てくださるか不安を抱えながら当日を迎えました。朝から多くの人が並んでくれて楽しむ様子を見ることができ、とてもうれしかったです。アグリスポーツ大会も好評で、新たな挑戦ができて達成感を感じています」と笑顔で話していました。

2号館のゲートプラザや実験室、研究室、動物教育実習棟の緬羊舎などで実施した実験祭では、植物の色素を使ってホットケーキの色を変える実験や、牛や羊と触れ合う体験、羊毛を使ったフェルト作品制作体験など、農学部ならではのイベントを実施しました。こちらにも多くの親子連れや地域住民が来場し、各企画会場では教員や大学院生、学生に熱心に質問する姿が見られました。

※ 「実験祭」のプログラムは下記の通り

「ホットケーキの色を変えよう~植物の色の不思議~」 農学部農学科 松田靖准教授

「モ~とメ~のちがいをさがせ! ウシとヒツジのふしぎ発見」 農学部動物科学科 今井早希講師

「ヒツジの毛ってスゴい! 観察からわかる生き物の不思議」 農学部動物科学科 岡本智伸教授、ToCoチャレ「紡ぎで紡ぐ羊!!プロジェクト」

「来て観て触って!! モグラから哺乳類のスゴさを知ろう」 農学部動物科学科 樫村敦准教授

「酵素で広がる科学アート~ヨウ素デンプン反応のお絵描き~」 農学部食生命科学科 米田一成教授