山下泰裕特任教授に第76回熊日賞が贈呈されました

湘南キャンパス15号館特別会議室で6月30日に、体育学部の山下泰裕特任教授に第76回熊日賞が贈られました。熊本日日新聞社が主催する熊日賞は、学術、産業、文化などの分野で地域の発展に貢献した熊本県にゆかりのある個人・団体を顕彰する賞です。今回は山下教授と報道写真家の桑原史成氏が受賞しました。

山下教授は、競技者としての輝かしい実績に加え、教育者として学生と向き合い続ける姿勢や、事故後も社会貢献活動に取り組む姿が評価されました。贈呈式では、同社の伊豆信太郎代表取締役社長から山下教授へ賞状が贈られました。

伊豆社長はあいさつで、1984年のロサンゼルスオリンピック柔道無差別級の金メダリストとしての競技実績や、全日本柔道連盟や日本オリンピック委員会(JOC)の会長として柔道界やスポーツ界の発展に尽力してきた功績を紹介。「今回の受賞は、輝かしい競技実績だけではなく、3年前の大けがを乗り越え、東海大学特任教授として学生と向き合い続ける教育者としての姿、柔道の道を追い続ける姿に、ふるさと熊本から称賛とエールを送りたいとの思いから決定しました」と受賞理由を説明しました。

顕彰盾を受け取った山下教授は、「このような名誉ある賞を頂戴し、大変光栄に思います。私一人の力ではなく、これまで支えてくださった多くの皆さまのおかげです。私は強烈な頑固者で、今も『肥後もっこす』です。熊本県人であることを誇りに思っています」と感謝の意を述べました。また、東海大学副学長を務めていた当時に学長だった髙野二郎副総長から「柔道界の改革を優先してください」と背中を押されたことが、その後の人生を支える大きな力になったと振り返りました。さらに、3年前の事故で負ったけがについて触れ、「身体が不自由になったからこそ見えてきたことがあります。障がいのある方々への理解を深め、少しでも社会のお役に立てることがあれば力を尽くし、熊本にも恩返しをしていきたい」と今後への思いを語りました。

式典の最後には、高野副総長が、「山下先生は東海大学の宝です。柔道界への貢献だけでなく、教育者としての歩みや社会貢献が高く評価されたことを、大学として大変誇りに思います」と祝辞を述べ、受賞を祝福しました。