地域社会学科の吉村さんが総合農学研究所のロゴマークをデザインしました

総合農学研究所では2月から4月にかけて、九州キャンパス(熊本・阿蘇くまもと臨空キャンパス)の学生と教職員にロゴマークのデザイン案を募集し、このほど文理融合学部地域社会学科4年次生の吉村穂乃香さんのデザインに決定しました。

本研究所は、農学部の3学科(農学科、動物科学科、食生命科学科)の研究を横断的に融合し、食料に関する多様な問題に向き合うとともに、先端技術を取り入れた地域農業の振興と国際的な食料安全保障の中で持続可能な農業の発展を目指しています。2年前からは「One Health」を研究目標に掲げ、「ヒト、動物と環境」をテーマに研究を進めています。今川和彦所長は、「農業に関わる研究成果を積み重ねてきましたが、外部から十分に認知されていないと感じていました。そこで、本研究所のメンバー一人ひとりの意識を高め、一目見れば総農研と分かるようなロゴマークを募集しようと考えました」と語ります。

吉村さんのデザインは、人の形をモチーフとし、「∞(無限)」の形は人・植物・動物・環境が途切れることなく循環しながら支え合う関係性を表しています。「∞」と6つの丸で構成した植物の芽は、生命の誕生や成長、研究の発展、未来への広がりをイメージし、過去から現在、未来へと続く流れをデザインしました。吉村さんは、「卒業後は広告デザインの道に進むため、独自に勉強していたときに今回の募集を知り、いい機会だと考え応募しました。総農研のホームページで理念やこれまでの活動内容を調べ、デザインに落とし込みました」と振り返ります。カラーコーディネーターの資格を生かして緑の色にもこだわり、「1カ月ぐらいかけて徐々に改良しながらこの形にたどり着きました。採用の知らせを聞いたときはとても驚きましたが、たくさんの人に見てもらい、何十年後も使い続けてもらえたらうれしい」と話していました。今川所長は、「メンバーが力を合わせれば可能性は無限大に広がることをイメージしたロゴにこだわりました。本研究所のオフィスや研究室・実験室だけではなく、学会での研究発表や広報用の印刷物などにも積極的に使用し、『熊本に農業研究の東海大総農研あり』『研究領域を横断すれば、よりよい研究ができる』『農業こそが未来を創る』ことをアピールしていきます」と話していました。