大学院文学研究科コミュニケーション学専攻博士後期課程の守屋朋龍さんが代表理事を務める一般社団法人「ざまパト」が9月22日に、神奈川県海老名市のロマンスカーミュージアムで「ざまパトフェス2026」(共同企画:Soulyou line16、後援:座間市・東海大学)を開催しました。地域安全や地域協働をテーマに、普段のパトロールや災害時の活動に使用している防犯・防災車を館内に展示したほか、活動や研究成果を紹介するパネルを設置。家族連れを中心に700人を超える来館者が足を止めていました。
守屋さんは本学大学院で、人や組織が立場を越えて支え合う地域協働の仕組みについて研究しており、科学技術振興機構(JST)の博士課程学生向け支援事業「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択された本学の「東海大学のスケールメリットと総合力を活かした基礎支援と特色ある人財育成プログラム(Tokai-SPRING SACRA)」にも選ばれています。ざまパトは、自身の研究と地域実践を往還する場として、2024年に設立した団体で、児童・生徒の登下校時の見守りや夜間パトロール、地域イベントでの防犯活動などを展開。今回も行政や大学、企業、鉄道、地域団体、市民など、異なる立場の人や組織が連携して地域を支える仕組みを広く伝える機会として企画しました。
会場では、防犯・防災車に搭載している資機材を紹介するとともに、犯罪抑止や災害対応、救護など、状況に応じて車両を幅広く活用していることを説明しました。また、東海大学や座間市、地域団体、企業などがそれぞれの強みを生かして地域課題に取り組む産学官民連携や、ボランティア活動を通じた地域のつながりづくりについても、写真や図を使ったパネルで紹介。文化社会学部4年次生の岡本夢生さんと、教養学部を2022年度に卒業した大野光咲さんもざまパトのメンバーとして参加し、来館者からの質問に答えながら活動内容を伝えていました。
守屋さんは、「シルバーウィークということもあり、多くの親子連れに来ていただきました。ざまパトの活動を知ってもらうだけでなく、防災や防犯について考えるきっかけになればうれしい」と話します。イベント前日にも台風の接近を受けて地域をパトロールしたといい、「これからも日々の活動に取り組むとともに、広報や研究にも力を入れていきたい。実践と研究の両方を深め、地域に還元していきたい」と語りました。