阿蘇援農コミュニティープロジェクトが「第6回食と農林漁業大学生アワード」で農林水産大臣賞を受賞しました

東海大学チャレンジセンター・阿蘇援農コミュニティープロジェクトが、東京・丸の内マイプラザで11月4日に開かれた「第6回食と農林漁業大学生アワード」(主催:農林水産省)の決勝大会で「農林水産大臣賞」を受賞しました。

この大会は、「食」と「農林漁業」を通じた地域の再生に向けて、大学生の相互の研鑽と連携の強化を促進するとともに、若者の取り組みの重要性についての国民的理解を深めることを目的として実施されているものです。当日は食と農林漁業にかかわる全国から集まった9つの学生団体が参加。本プロジェクトは、160名をこえるメンバーが熊本県阿蘇地域を中心に人手不足に悩む農家の農作業を手伝い、交流を深めてきた活動の内容を発表しました。また、熊本地震の影響で活動の継続が危ぶまれながらも、プロジェクトメンバーの強い意志で継続したことで、被災した農家が倒れたビニールハウスを立て直す際に復旧作業にも協力したことなどを報告し、「今後も農家の負担を軽減するだけではなく、農作業の経験を熊本の復興に役立てたい」と目標を語りました。プレゼンテーション後、審査委員からは講評とともに、「熊本県の農家の中には、“東海大学の学生さんが援農に来てくれなければ農業を続けられなかった”と言っている方もいます。まだまだ復興に向けて援農が必要になるケースも多い。これからも頑張ってください」といった激励もいただきました。

今回の受賞を受け、プロジェクトリーダーの藤川志津香さん(農学部応用植物科学科3年次生)は、「このような賞をいただけてとてもうれしく思います。昨年4月に地震が起きた後は活動を継続できるかわからないような状況でしたが、農家の方たちのご協力があって続けることができました。熊本の復興のためにも活動をつないでいくことが何よりも大切です。これからも阿蘇の地域に根差した援農活動をしていきます」と語りました。

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