伊藤園との協働企画「作って楽しむお茶教室」を行いました

湘南キャンパスで3月19日、株式会社伊藤園とTo-Collabo推進室の協働企画「手作りほうじ茶もできる! 作って楽しむお茶教室」を開催しました。これは「To-Collaboプログラム」の一環で行っている地域連携講座「グローバルカフェへの誘い~東海大学が開く魅惑の世界」の番外編として企画したものです。当日は、留学生や学生、地域住民など約15名が参加しました。

講座ではまず、伊藤園の社内資格制度であるティーテイスターの称号を持つ小川安弘さんが、日本のお茶の歴史や種類を紹介。ウーロン茶や紅茶、緑茶などは、実は同じ茶葉から作られており、加工方法の違いによって種類が分かれることを解説しました。また、日本人はお茶を飲むときに味をコントロールしており、温度によって出てくるうまみ成分が違うことなども説明。緑茶に含まれるカテキンやミネラル、ビタミンなどの栄養成分にも触れ、「緑茶はもともと薬として使用されていたもの。その成分はおいしさだけではなく、風邪の予防や、眠気覚まし、気分を落ち着かせるなど、私たちの心身の健康にとって有効だといわれています」と語りました。

続いて、湯で入れる場合と、水出しの場合に分けておいしく入れる方法をレクチャー。参加者たちは茶葉や湯の量、湯の温度、飲むまでの時間や急須の注ぎ方について小川さんや伊藤園のスタッフのアドバイスを受けながら緑茶を入れて味わいました。さらに、ほうじ茶作りや玄米茶作りにも挑戦。和気あいあいとした雰囲気の中で、芳ばしい香りや味を楽しみながら、多様で奥深い日本茶の世界を体験しました。参加者は皆日本茶への関心が高く、「カテキンの効能をもっと詳しく知りたい」「どのような種類のアミノ酸が入っているか」など、積極的な質疑応答が展開しました。

参加した留学生は、「日本茶は毎日飲んでいます。今日はお茶の種類や温度コントロールなど、初めて知ることがたくさんあってさらに興味がわきました」「日本茶を通じて日本文化を深く知ることができて楽しかった」と話し、地域住民は、「外国の方たちが日本茶にとても関心を寄せていることに驚きました。いつもはペットボトルで飲んでしまうお茶ですが、急須で入れるよさを再認識しました。日本茶についてもっと知りたくなりました」と感想を述べました。

伊藤園との共同企画「作って楽しむお茶教室」を行いました

伊藤園との共同企画「作って楽しむお茶教室」を行いました