「東海大学ESD塾」を実施しました

2019年08月27日

湘南キャンパスで4月から7月にかけて毎週水曜日に、秦野市立大根中学校の生徒を対象とした「東海大学ESD塾」を実施しました。ESD(持続可能な開発のための教育)は、社会の課題を自らの問題として捉え、目指す未来を描いて行動を起こすことで、「持続可能な社会」を創造していく力を育てる取り組みを指します。ESD塾は現代教養センターの二ノ宮リムさち准教授と高梨宏子講師、課程資格教育センターの古里貴士講師が大根中と連携して2018年1月から運営。今年度は「2019年度東海大学連合後援会研究助成金」地域連携部門の採択も受けており、社会教育主事や教員の免許取得を目指す学生たちがボランティアで生徒の勉強や宿題をサポートしてきました。また、7月3日、10日、17日の3回では問題解決のための構想力やプランニング力を育む授業「パブリック・ワークA」と「挑み力(演習A)」を履修している学生たちが考案した「対話のちからを育むプログラム」もこの塾の中で実施しました。

プログラムは学生が「自分を理解する力」「聞く力」「伝える力」「考える力」の4班にわかれてグループワークの内容を考えてきたもので、当日は司会進行も務めました。3日に実施した「自分を理解する力」では、生徒に「イライラしてしまうシチュエーション」を考えてもらい、イライラの裏に隠れた思いを話し合いました。10日の「聞く力」では、話している相手に意識を集中させ、途中で話を遮らず、気持ちを受け止める「アクティブリスニング」を学生が実演した後、生徒とともに実践。17日の「伝える力」では、生徒にコミュニケーションアプリ「LINE」を使った失敗談を出し合ってもらい、どのようにしたら自分の意図したことをきちんと伝えられるかを話し合い、「考える力」では、学校に制服が必要だと思う人と私服がよい人の2つのグループに分かれて、それぞれの立場から意見を述べ、物事を双方向から考える力を養いました。

学習支援に参加した学生は「最初のうちは中学生との距離感がつかめず苦労しましたが、だんだんと心を開いてくれるようになり、教える面白さを感じています」と語り、プログラムを考えた学生は、「子どもたちに興味関心を持ってもらえるように身近なLINEを題材にしました。意見に対してうまく反応でき、話を広げられた場面もあったけれど、もっと会話が盛り上がるように全体に目を配れるように工夫したい」と話していました。大根中の松本和信校長は、「普段は大人しい生徒もここに来ると積極的に発言しています。そういう場を与えてもらえて本当にありがたく、これからも続けてほしい」とコメント。二ノ宮リム准教授は、「学習支援のボランティアは随時募集しています。子どもたちが夏休みに入るので一時休止しますが、9月からまた再開しますので、興味のある人はぜひ参加してください」と話しています。

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