Global Citizenship Seminar「グローバル企業への就職から起業まで~東海大学の制度をフル活用した4年間~」を開催しました

湘南キャンパスのインターナショナルカフェで6月20日に、Global Citizenship Seminar #23「グローバル企業への就職から起業まで~東海大学の制度をフル活用した4年間~」を開催しました。この催しは東海大学グローバル推進本部が主催し、キャンパスの国際化を進めるために、さまざまな分野の専門家や、目標に向かって挑戦を続ける学生や教員が、全編英語による講演を行うものです。今回は、本学政治経済学部卒業生で株式会社SQUEEZE代表取締役CEOの舘林真一氏が講演し、日本人学生や留学生、教職員ら約100名が参加しました。

付属第四高校(現・付属札幌高校)時代は野球に打ち込んでいたものの、ケガで競技を続けることが難しくなった舘林氏は、海外旅行先で外国人と交流した経験から、大学で英語の勉強に力を入れるようになったと説明。「それまで野球漬けだったので、入学時のTOIECのスコアは400点台でした。それからは大学の図書館で勉強に励み、海外派遣留学プログラムなどの制度を利用して海外での経験も積みました」と振り返りました。また、貧困層向けに小額融資を行うグラミン銀行をバングラデシュに設立し、2006年にノーベル平和賞を受賞した経済学者ムハマド・ユヌス博士との出会いが人生の分岐点となったと説明。「開発経済学の分野を学ぼうと、グラミン銀行やアメリカ・ワシントンD.C.のNPO法人でのインターンシップに参加しました。また東海大学の自己研鑽奨学金に応募し、日米学生会議など海外での活動に役立てました。そうした活動を続ける中、海外で働きたいと考えるようになり、外資系を中心に複数の企業が集まる就職フェアに参加して、証券会社のシンガポール支社に入社しました。その後、世界最大の旅行サイトを運営する企業に転職。14年にはこれまでのさまざまな経験を生かし、既存の不動産を活用したホテルや民泊を運営する企業を設立しました」と、これまでの取り組みについて紹介しました。

舘林氏は参加した学生に向けて、「成功するためには、少しでも面白いと思ったことを行動に移してみることが大切です。ポジティブに考え、まずはトライしてみてください」とアドバイスを送りました。講演後は学生から多くの質問や感想が寄せられ、「留学や奨学金などの制度について知らないことが多いので、しっかり調べて活用しようと思いました」「『まずはトライしてみる』という言葉が胸に刺さりました。大学生活を無駄にしないよう、さまざまなことに挑戦していきたい」といった声が聞かれました。

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