馬術部の学生が関東学生馬術争覇戦で優秀選手賞に選ばれました

湘南キャンパス馬術部の小原優平選手(工学部電気電子工学科4年次生)が、8月31日と9月1日に神奈川県相模原市の津久井馬術競技場で開催された関東学生馬術争覇戦で優秀選手賞に選ばれました。この賞は、準優勝校の中から減点が最も少なかった選手に贈られるもので、本学の学生の受賞は3年連続になります。小原選手は、主将の鈴木康介選手(教養学部国際学科4年次生)とともに、10月31日から11月5日まで開催される全日本学生賞典障害馬術大会に出場します。

4名の選手による団体のトーナメント戦で行われる同大会は、一定のコースに設けられた障害をクリアする姿勢の美しさと走破タイムを競います。馬術部は2回戦で中央大学を破り決勝に進出。決勝では法政大学に敗れ準優勝となりました。

小原選手は、「馬術競技では減点の少なさとスピードのバランスが求められる中、馬が自分の指示に応えてくれたことが結果につながったと思います。今大会では110㎝のバーを飛んだのですが、全国大会では130㎝を飛ぶことになります。愛馬である海星とともにこの障害をクリアできれば馬の自信にもつながり、この馬を引き継ぐ後輩にとっても大きな財産になると思っています。そのためにもまずは完走を目指します」とコメント。鈴木さんは、「私自身3年連続での全国大会出場ですが、昨年度は馬のポテンシャルを引き出し切れなかったと悔いが残っています。高校生から続けてきた馬術の集大成として入賞を狙いたい」と語りました。

また同部の長友満則監督(日本馬術連盟理事)は、「3年連続で優秀選手を輩出できたのはチームに力がついてきた結果。馬術は馬と人が信頼関係を築けなければ成立しない競技です。言葉を話せない馬が何を考え、求めているのかを常に考える中で、人との接し方や社会での振る舞いも身に付けられるメリットもあると考えています。これからも馬を愛することの大切さを伝えながら、試合に勝つことで得られる充実感をぜひ味わってほしい」と話しています。

なお同部では10月22日(火・祝)に秦野国際乗馬クラブで、教職員と学生、卒業生を対象にした試乗会を行います。鈴木さんは、「馬術部は現在10名のメンバーがいますが、初心者も多くいます。この機会にできるだけ多くの人に乗馬の魅力を体験してほしい。馬術は馬とコミュニケーションを取りながら互いに成長していけるスポーツで、人馬一体となった時の爽快感と充実感は何物にも代えがたいものがあります。一人でも多くの学生が馬術部に入部し、私たちと一緒に活動してくれることを願っています」と呼び掛けています。

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