文学部生が参加するオムニバス長編映画『突然失礼致します!』が全国6都市で順次公開されます

文学部4年次生の平末泰規さんが参加している長編オムニバス映画『突然失礼致します!』が、1月16日(土)から全国6都市の映画館で公開されます。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて多くの大学で授業が休講になり、課外活動も自粛となっていた4月に、群馬大学映画部「MEMENTO」部長の熊谷宏彰さんが全国の映像制作をする学生団体に呼びかけたもの。東海大学からは映画研究会とCINEMA AVENUEが参加し、3密を避け、撮影は屋内のみで行う、テーマは「希望」、作品は1分以内といった条件のもと制作しました。120団体から集まった180作品をつないだ194分の長編映画は、11月1日までYouTubeで公開され、人気投票を実施。そこで選ばれた平末さんの作品を含む66作品が約90分の劇場版として再編集されました。

平末さんが所属する映画研究会のメンバーは「隕石が地球に衝突する地球最後の日に見出す希望」をテーマに制作。『寝ても覚めても』と題した平末さんの作品は、殺人を犯した主人公が隕石の衝突する前日に見た夢を描いており、後悔を織り交ぜながら罪や絶望から解き放たれ、その先に希望を見る構成になっています。劇場版の作品に選ばれた平末さんは、「最初に長編オムニバス映画を制作すると聞いた時は、『どうなるんだろう?』と不安もありましたが、無事に上映されることになり喜ばしく感じています。投票してくれた方々と、このような機会を与えてくださった群馬大の熊谷さんをはじめ制作陣に感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。「私自身、学生の力でここまでのクオリティーが出せるのかと感動し、嫉妬した作品もありました。笑いあり、ホラーあり、驚きあり、感動ありとバラエティーに富んだ映画です。コロナ禍でありながら、それでも映画を作りたいと思った学生たちの思いと個性と可能性が詰まった作品でもあります。ぜひ、劇場に足を運んでみてください。きっと楽しめると思います」と語りました。

なお、1月11日(月・祝)に東広島芸術文化ホールくららで行われる試写会と、3月30日(火)のアテネ・フランセ文化センター(東京都千代田区)では、映画研究会委員長の遠藤修太さん(理学部3年次生)、副委員長の新海安那さん(文学部4年次生)、片桐航大さん(同)、CINEMA AVENUE部長の渡邊雅也さん(文化社会学部2年次生)の作品も含めた194分の完全版が上映される予定です。

【上映スケジュール】
◇試写会
日時:1月11日(月・祝)9:30~21:30
場所:東広島芸術文化ホールくらら(広島県東市西条栄町7-19)
上映作品:完全版(194分)
入場料:無料

◇本上映
日時:1月16日(土)10:00~19:00
場所:高崎市地域活性化センター(群馬県高崎市柳川町31)
上映作品:劇場用再編集版(約90分)
入場料:一般1000円、学生500円

日時:3月30日(火)13:00~21:00
場所:アテネ・フランセ文化センター(東京都千代田区神田駿河台2丁目11)
上映作品:完全版(194分)、劇場用再編集版(約90分)
料金:一般1500円、学生1000円(完全版)
一般1000円、学生500円(劇場用再編集版)

そのほかの会場ならびに当日の詳しい上映開始時間は未定です。詳細はホームページ(https://a.japaration.jp/index.php)でご確認ください。