第Ⅲ期中期目標

 東海大学は、建学の理念である「人類の幸福と恒久的平和の達成」に向けて、第Ⅲ期中期目標の基本方針をquality of life(QOL)の向上と定める。 健やかな社会の構築に向けて、教育・研究・連携をはじめとする諸活動を通じ、QOLの向上に対し積極的に取り組む。そして、教育機関として「人と社会と自然の共生」に向けて、世界で活躍する人材の育成に努めることで、新しい東海ブランドの確立を目指す。

QOL向上に向けた以下の6項目を行動目標とする。
(1) 4つの力を身につけた人材の輩出〔教育〕
(2) 社会のニーズに応える教育組織及びキャンパスの再編〔教育〕
(3) イノベーションを創出する研究の実践〔研究〕
(4) 産学・地域・国際等の連携活動の実践〔連携〕
(5) 経営基盤を安定させる入学者の確保〔大学運営/財務〕
(6) 経営資源配分の選択と集中〔大学運営/財務・施設設備・人事〕

これらの目標は、経営的視点を持った評価方法を取り入れ、PDCAサイクルの中で確実に実施する。具体的な数値目標としては、世界大学ランキング400位以内、アジア大学ランキング100位以内、偏差値50以上、実質就職率85パーセント、卒業生満足度90パーセント、教職員満足度80パーセントを掲げ、教育環境・教育内容・教育方法・研究環境の改善により、目標の実現を図る。

<東海大学のquality of life(QOL)の定義>

 東海大学におけるquality of life(QOL)とは、人生の質のことを指し、人間や社会との関わり方について、人として望ましい思考や行動を涵養し、人生を幸福に送ることを意味する。また、ここで言う「幸福」とは,医療分野で用いられている健康保全等の専門的な意味にとどまらず、身心の健康のほか、良好な人間関係、教育研究環境の充実や快適な職場環境など、様々な観点から計られるものである。