吉田教授と工学研究科大学院修了生がカナダ金属学会より最優秀論文賞を受賞

8月18日から22日までカナダ・バンクーバの国際会議場で開催されたカナダ金属学会の総会(Met Soc)ならびに銅国際会議(CIM2019)で、工学部精密工学科の吉田一也教授と工学研究科機械工学専攻修了生の宅間千紘さん(2019年3月修了)の論文が軽量金属部門の2018年度最優秀論文賞を受賞しました。同学会には27カ国から約1000人が参加。日本からは東北大学、京都大学、九州大学などの大学の研究者、企業の研究者約50名が参加しました。

受賞論文は2018年10月に発表した「交互伸線によるアルミニウム自動車用ワイヤハーネス用線材の延性向上」です。同学会の軽量金属部門で2018年度に発表された約400の論文の中から最優秀論文に選ばれました。

宅間さんは、「東海大学の大学院在学中に、さまざまなことを学び、数多くの実験をしてまとめた論文が表彰されたことは非常にうれしい。充実した大学院生活を送ることができたこと、また、指導してくれた先生、研究に協力してくれた大学院生と学部生に感謝したい」と述べています。吉田教授は、「我々の研究がカナダ、米国という研究大国で高い評価を受けたことを心から喜びたい。これは日ごろから研究室の学部生、大学院生らの努力と研さんのおかげです。大学ならびに研究を支援してくれた皆さんにお礼を申し上げたい」と語っています。