情報メディア学科の卒業生の論文が電子情報通信学会英文論文誌に掲載されました

2019年09月02日

オクルージョン測定に用いた円柱の例(望月さん)
情報通信学部情報メディア学科卒業生の望月信哉さん(大学院総合理工学研究科早期修了)、大友隆秀さん(大学院情報通信学研究科2年)、久島務嗣さん(情報通信学部情報メディア学科卒)がそれぞれ執筆した論文が、2019年9月発行の電子情報通信学会英文論文誌『IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences』に掲載されました。

望月さんは、円柱の縁を見ているときに生じる「オクルージョン」(物体と物体が重なった際に、片方の眼に見えてもう一方の眼には見えない現象)を測定することにより、脳内の外側膝状体(LGN)における青と黄の反対色の処理機構について調べられることを明らかにしました。また、大友さんの研究は映画を見ているときの眼球運動を調べ、映画のコンテンツの違いにより、鑑賞後の注視点の安定性や「サッカード」(視点が変化する際に生じる高速な眼の動き)に変化が生まれることを発見しました。久島さんの研究は、読書中に生じる注視点内でどのような情報処理が行われているかを明らかにできる高精度の眼球運動測定手法を開発し、注視中に少なくとも98msだけ文字情報が読めれば、普段と変わらない読書ができることを示しました。

3人の指導に当たった情報メディア学科の山田光穗教授は、「掲載された学会誌は日本でも有数の権威あるものなので、彼らの努力に敬意を表したいと思います。今後の研究になおいっそう頑張ってほしい」と話しています。

3人の論文のタイトルと連名者は下記の通りです。
・望月信哉、布村綾香(情報通信学部情報メディア学科卒)、工藤博章(名古屋大学情報科学研究科准教授)、山田光穗教授
「Eye movement measurement of gazing at the rim of a column in stereo images with yellow-blue equiluminance random dots 」
・大友隆秀、望月信哉、石井英里子(鹿児島県立短期大学文学科准教授)、星野祐子講師(情報通信学部)、山田光穗教授
「Analysis of Eye Movement and Critical Fusion Frequency Responses to Different Movie Types」
・久島務嗣、菅沼美由紀(大学院情報通信学研究科修了)、望月信哉、山田光穗教授
「Development of a Novel Accurate Analysis System Regarding Information Processing Within the Gazing Point」
映画の鑑賞実験(大友さん)
文章の中で注視点のある四角い枠の部分だけが短時間表示される。表示後はマスク画像(ランダムドット)が表示される(久島さん)

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