「平成30年度しずおか中部連携中枢都市圏地域課題解決事業研究成果発表会」に参加しました

2019年03月29日

海洋学部海洋文明学科の関いずみ教授と環境社会学科の小林孝広講師、水産学科食品科学専攻の後藤慶一教授が海洋学部の学生とともに、3月18日に静岡市役所静岡庁舎で開かれた「平成30年度しずおか中部連携中枢都市圏地域課題解決事業研究成果発表会」に参加しました。同事業は、静岡県中部の5市2町(静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町)の市役所の各部署などが提案した課題を県内の大学が協力して解決する取り組みです。発表会では本学を含む県内6大学が、今年度の活動成果を報告しました。

用宗ゼミ(関教授・小林講師担当)を代表して成田伊沙哉さん(海洋文明学科4年次生)が「用宗港なぎさ市を通した用宗地区活性化に関する研究」と題して発表。「民間企業による温泉施設の建設や用宗漁港再整備によって注目度が増している用宗地区の活性化を考えるにあたり、地元産の農産物や海産物の販売やフリーマーケットなどさまざまな企画が用意され、年に数回開かれるなぎさ市を対象に設定しました」と振り返りました。昨年10月のなぎさ市会場で出店者や来場者に、来場目的やなぎさ市の魅力、改善点などをアンケートし、分析結果をパネルにして12月のなぎさ市会場で展示したほか、11月には建学祭「海洋祭」で用宗を紹介するパネル展示を実施し、12月にはなぎさ市実行委員会との意見交換会を行ったことを報告。活動を通して「人を呼び込むために、インターネットなどを活用して外に向けて情報発信をしていくことや、祭やイベントに若者が楽しめる要素を取り込んでいくことが必要なのでは」とまとめました。

続いて後藤ゼミは、昨年度から取り組んできた「しずまえ鮮魚」(用宗漁港、清水港、由比漁港で水揚げされる魚介類)の普及啓発の取り組みで見えた課題をもとに「『駿河湾中部に棲息する魚介類について、その学術的資料が乏しい』に関する取り組み」について発表。後藤教授が、「『しずまえ~お魚図鑑~』を制作したときに、インターネットなどで公開されている生物学的な写真や生態学的な写真は著作権があり、自由に使えず苦労しました。そこで、自由に使える魚介類の写真を提供すること、そしてそれらの写真を使ってしずまえ鮮魚をPRすることを考えました」と語り、水産学科生物生産学専攻の高見宗広講師がアカカマスやカワハギなど18種の標本を撮影したほか、学生たちがダイビング中や定置網漁に出向いてカマスやシラスなど9種類を撮影し、これらの写真を静岡市水産漁港課に納品したことを報告しました。また、久保田かおりさん(水産学科食品科学専攻2年次生)と水野加寿樹さん(同)はしずまえ鮮魚をPRするために5つのイベントに出展し、学生がデザインしたしずまえ鮮魚のキャラクターの版画体験と、マグロの人形(抱きマグロ)を持って撮影できる写真スポットを設けたことを説明。「子どもたちが興味を持ってくれたことに加え、保護者や年配の方、外国人も体験してくれました。しずまえ鮮魚を知ってもらういいきっかけになったのではないでしょうか」と語りました。

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