東海大学総合医学研究所が第15回研修会を実施しました

2019年12月13日

東海大学総合医学研究所では12月7日、8日に「いこいの村あしがら」(神奈川県大井町)で、第15回研修会を実施しました。本研究所は、本学における医科学先端研究の中核拠点として、「ゲノム」「再生医療」「創薬」における基礎・応用研究を一体化させたトタンスレーショナルリサーチを推進しています。この研修会は、研究成果の学内外への広報や若手研究者の育成、医科学分野に関連した他の学部や研究機関との連携を促進するため、毎年開催しているものです。本研究所の研究員らが研究成果を発表し、医学部や工学部、理学部の教員、大学院生、生命科学統合支援センターの職員ら約60名が参加しました。

開会にあたり、本研究所の安藤潔所長(医学部医学科内科学系血液・腫瘍内科学教授)が登壇。「本学で生命科学研究に取り組んでいるさまざまな学部や研究機関から多数の研究者に参加していただき、大変うれしく思います。今回は、注目すべき研究課題について発表してもらうとともに、ポスドクや大学院生といった若手研究者によるショートプレゼンテーションも設けました。研究開発力の向上や研究内容の充実発展のためには、分野をこえた研究者のネットワークが重要です。自身の研究が講演者の研究とどうつながるかを考え、活発にディスカッションしてください」とあいさつしました。

2日間にわたる発表では、本研究所をはじめマイクロ・ナノ研究開発センターや創造科学技術研究機構の研究者11名が最新の成果を報告。各テーマについて活発な質疑応答や意見交換を行いました。また初日に実施した若手研究者10名によるショートプレゼンテーションでは、本研究所の所員の審査により優秀な発表者2名を表彰しました。

なお、研究発表者、ショートプレゼンテーション・アワード受賞者は以下のとおりです。
◇倉重宏樹(創造科学技術研究機構 特任講師) 
 「束論と脳MRIデータを用いた認知機能間の階層関係の解析」
◇岡 晃(総合医学研究所 講師)
 「HLAゲノム領域の疾患感受性」
◇長谷川政徳(総合医学研究所/医学部医学科外科学系泌尿器科学 講師)
 「難治性尿路上皮癌に対するフェロトーシス誘導による新規治療戦略」
◇中川 草(総合医学研究所/医学部医学科基礎医学系分子生命科学 講師)
 「大規模DNA配列解析が明らかにするウイルスの性状」
◇Ganesh Kumar Mani(マイクロ・ナノ研究開発センター/
            日本学術振興会特別研究員)
 「Microneedle Sensor for Medical Diagnosis: Challenges & Opportunities」
◇幸谷 愛(総合医学研究所/医学部医学科内科学系血液・腫瘍内科学 教授)
 「マルチCargoとしての細胞外小胞とその生物学的意義」
◇福田 篤(創造科学技術研究機構 特任助教)
 「ヒトES/iPS細胞を用いたゲノム編集の色々~疾患モデリングに向けて~」
◇林 丈晴(医学部医学科基礎医学系生体構造機能学 教授)
 「難治性疾患である心筋症の発症メカニズムの解明と治療法開発へ向けて」
◇駒場大峰(総合医学研究所/医学部医学科内科学系腎・代謝内科学 准教授)
 「骨組織Klothoが関与する新たなFGF23分泌調節機構の解明」
◇関根佳織(総合医学研究所/医学部医学科基礎医学系生体構造機能学 講師)
 「重症心不全に対する細胞シート移植による再生環境細胞治療の確立」
◇今西 規(総合医学研究所/医学部医学科基礎医学系分子生命科学 教授)
 「ゲノム多型解析に基づく現代日本人の地域差」

※総合医学研究所研修会ショートプレゼンテーション・アワード受賞者
◇最優秀賞:柳川享世(マトリックス医学生物学センター/
医学部医学科基盤診療学系先端医療科学 特任助教)
 「新規エクソソーム内包分子を用いた肝硬変治療」
◇次席優秀賞:仲野駿佑(大学院総合理工学研究科総合理工学専攻 博士課程2年次生)
 「高分子超薄膜の摩擦と触覚の関係」

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