第24回東海大学チャレンジセンターセミナー「『ONE TEAM』の精神から学ぶ」を開催しました

2020年02月01日

チャレンジセンターでは1月29日に湘南キャンパス2号館大ホールで、第24回東海大学チャレンジセンターセミナー「『ONE TEAM』の精神から学ぶ」を開催しました。昨年、日本で初開催されたラグビーワールドカップで日本代表のキャプテンを務め、チームを初のベスト8に導いたリーチマイケル選手(体育学部競技スポーツ学科2010年度卒・ジャパンラグビートップリーグ・東芝ブレイブルーパス所属)を講師に招き、ラグビーフットボール部の木村季由監督(体育学部競技スポーツ学科教授)も登壇。ラグビージャーナリストの村上晃一氏がファシリテーターを務め、学生や教職員、地域住民ら約1800名が参加しました。2号館の2S-101の大ホールは立ち見も出る盛況ぶりで、急遽2N-101の小ホールも使用しました。なお、当日はテレビ会議システムを使って全国の6つのキャンパスにもライブ配信しました。

山田清志学長のあいさつに続いて3名が登壇し、東芝の今シーズンの戦いについて語った後、リーチ選手が東海大学での思い出を披露。「将来は母校である札幌山の手高校に恩返しがしたいという思いがあったので、体育の教員免許が取れて、ラグビーの施設も充実している東海大学に進学を決めました。練習はとにかくハードで、基礎体力向上のために朝から近くの山を走ったり、キャンパス内を走ったり、腕立てしたり......本当に大変な4年間でしたが、それが財産になり、今の私の土台をつくってくれました。木村監督の"生きている以上は限界がない"という言葉を胸に、ハードワークを重ねて自分の限界を伸ばしていきました」と話します。

W杯については村上氏が、「海外出身の選手も多くいる中で、リーダーとしてチームをまとめる苦労もあったのではないでしょうか」と問いかけると、「心がけたのはしっかりとした『日本代表』をつくること、ラグビーだけでなく本当の意味で日本を代表するチームにすることでした。そのために皆で日本の歴史を学んだり、プレゼンしあったりもしました。たとえば鎖国していた日本が開国し、経済的にも文化的にも強くなったのは海外と日本のノウハウをうまく組み合わせたからです。ラグビーでも海外と日本の良さを合わせ、一緒に強いチームをつくろうと話しました。日本出身の選手たちもあらためて歴史を知ったことで、海外のチームには負けたくないという思いが芽生えました」と振り返ります。木村監督は、「さまざまな文化的背景を持った人が集まっているチームで、小手先の工夫ではなく一本芯を通す題材を選んで取り組んできたのだと感じます。そこに日々の練習を積み重ねることで芯をより強固なものにしていく。さまざまなことをリンクさせていく力を持っている選手たちだと感じました」と語りました。その後もW杯でのチームづくりや試合への備えなどさまざまな裏話を紹介。最後に後輩たちに向けて、「勉強もスポーツもできる環境があり、さまざまな種目の優れた選手と付き合えた幸せな4年間でした。W杯に出て、あらためて東海大で学んだことがたくさんあると気づきました。これからの人生、失敗も成功も必ずありますが、恐れずにやっていきましょう」とエールを送りました。

セミナーの最後に来場者へのプレゼントとしてリーチ選手がサインを入れたボールを、登壇した3名が客席に向かって投げ入れたほか、チャレンジプロジェクトのスポーツ社会貢献プロジェクトから3名の学生が代表して花束を贈呈しました。

聴講したラグビーフットボール部の吉田大亮主将(体育学部競技スポーツ学科3年次生)は、「リーチ選手のようなトップ選手でも最初から何でもできたわけではなく、自分ができることに全力で取り組んできた日々がW杯での活躍につながっているのだと感じました。私たちラグビー部にも、日本代表と同じようにトンガやサモア、フィジーと多様なルーツを持つ選手がいます。無理やり統一するのではなく、一人ひとりの個性を生かして日本一のチームをつくっていきたい」とコメント。チャレンジセンター・DAN DAN DANCE & SPORTSプロジェクトの清川凌汰さん(工学部動力機械工学科1年次生)は、「東海大での4年間で、頑張ってきたことや失敗したことなどさまざまな話を聞くことができとても興味深かったです。一貫性を持って練習に取り組む姿勢や、チームをまとめるポイントなど、今日聞いた話をプロジェクトの活動に生かしていきたい」と語りました。

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