観光学部生が外国人観光客向けに英語でガイドを務めました

2019年08月07日

国際教育センターが代々木キャンパスの観光学部向けに開講している「英語ゼミナール・アカデミック英語セミナー」の授業を履修する学生が7月5日と10日に、東京都内で外国人観光客に対して英語でガイドを務めました。同センターの藤田玲子教授が担当するこの授業は、観光立国日本を推進し、多くの訪日外国人に日本の魅力を知ってもらうために日本人の英語力、発信力が欠かせないことから、英語で訪日外国人に対して簡単なガイドを行うことができる英語力の養成を目指すものです。約20名が履修したこの春学期では、日本文化に関するトピックをグループで調査し、英語でプレゼンテーションを実施。さらに、グループディスカッションを通じて、訪日外国人にとって魅力的なツアーの計画を立ててきました。

学生たちは授業を通じて「HARAJUKU KAWAII TOUR」や「MEIJI SHRINE TOUR」「POP CULTURE」といったタイトルのツアーを企画するとともに、英語でのガイド練習を積んで当日に備えてきました。本番では、SNS上での募集に応じたアメリカやドイツ、フランス、スイス、ポーランド、台湾とさまざまな国と地域からの訪日外国人が参加。学生たちは準備してきた解説を英語で話しながら、明治神宮や原宿界隈を巡りました。参加者からは、「せっかく日本に観光に来ていても、日本人と交流する機会は少ない。学生の案内で日本のことが詳しく知れてよかった」「学生たちに教えてもらったプリクラが楽しかった」といった声が聞かれました。

また、学生たちは、「実際に外国人観光客と接して、まだまだ英語力が足りないと実感しました。日本文化についてもわかっているようで、きちんと理解できておらず、突然寄せられる質問に対応しきれなかった。反省点を生かして今後の勉強につなげていきたい」などと感想を話していました。指導に当たった藤田教授は、「授業では、学期全体を通じて日本に関する知識を深めると同時に、観光スポットを案内できるような英語表現力を高めてきました。また、自文化を理解することで他の文化にも目を向けるとともに、ガイドの実践を経験することで、異文化コミュニケーションや国際交流についても考えてもらう機会をつくることはとても重要と思っています。来年に控えた東京オリンピック開催に向けてインバウンド観光のさらなる発展が求められ、2018年の通訳案内士法改正によって国家資格がなくても有料でガイドができるようになっていますが、"異なる背景を持った訪日外国人のニーズを理解し、彼らに向けて英語で正確に日本を案内できる人材"はまだまだ不足しているのが現状です。今後もこの授業を通じて社会に求められる人材の育成に取り組んでいきたい」と話しています。

一覧へ戻る