GPAを理解して履修計画に役立てよう!
東海大学では、2003年度から、欧米の大学で広く採用されている成績評価制度「GPA(Grade Point Average)」を導入しています。GPAは、科目の成績を点数化して単位数に応じた平均値を算出し、学修の“量”だけでなく“質”も重んじる制度です。この数値を活用することで、自身の学修状況を客観的に把握でき、学修意欲の向上や履修計画の見通しを立てたり、努力目標を明確にしたりすることができます。
GPA制度導入の背景
本学では、1997年度に「セメスター制度」を導入し、学生が主体的に科目を選び、修得単位を積み上げて卒業する仕組みを整えました。さらに2001年度には、「東海大学型リベラルアーツ教育」の理念のもとカリキュラム改革を実施し、副専攻制度などを導入しました。これらの教育理念を支える履修指導の指標として、成績をより厳格かつ明確に示すGPA制度が設けられました。
GPAの算出方法
GPAは、各科目の成績に応じて付与される「グレード・ポイント(GP)」を基に算出します。計算式は次のとおりです。

成績評価とグレード・ポイント
GPA制度の評価方法は、科目の成績を5段階で評価したものに、グレード・ポイント(GP)を付与し、その科目のGPに各授業科目単位数を乗じて、その総和を登録科目総単位数で割って算出します。科目GPは以下のとおりです。
| 評価 | 評点 | 2022年度以降入学生 GP | 2021年度以前入学生 GP | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| S | 90~100 | 4.3 | 4.0 | 合格 |
| A | 80~89 | 4.0 | 3.0 | 合格 |
| B | 70~79 | 3.0 | 2.0 | 合格 |
| C | 60~69 | 2.0 | 1.0 | 合格 |
| 合・認 | 合格・認定 | 対象外 | 対象外 | 合格 |
| D・E・/ | 59点以下 | 0 | 0 | 不合格 |
| H | 評価保留 | 対象外 | - | 保留 |
※GPAの最高値は、2022年度以降入学生が4.30、2021年度以前入学生が4.00、最低値は0.00です。
計算にあたっての注意
・不合格科目もGPAに含まれるので、履修を取り止めた科目や不要な科目は履修登録(追加取消)期間に必ず削除してください。
・不合格科目を再履修して合格した場合、再履修前の不合格分は計算から除外されます。
・成績評価が「合」「認」「H」の科目は計算から除外されます。
・必選別が「※」の科目(随意科目・自由履修科目)は計算から除外されます。
・単位認定され、評価が「S」「A」「B」「C」の科目は計算対象になります。
GPAの種類
学期GPA:各学期に履修した授業科目のみを対象に算出します。
通算GPA:入学後から履修した全ての授業科目を対象に算出します。
※単位認定され、評価が「S」「A」「B」「C」の科目も計算対象になります。
きめ細やかな学修支援
GPAの推移は、学生一人ひとりの学修状況を客観的に把握するための重要な指標です。成績が基準(C評価)を下回る場合には、早期に指導教員やカレッジオフィスが面談を行い、学修計画の見直しや履修方法の改善などを支援します。こうしたきめ細やかな支援により、制度導入後は退学者の減少など着実な成果が見られています。
GPAの活用と目安
TIPSの「単位修得状況照会」には、学期ごとに履修した科目を基に算出される「学期GPA」と、入学後から現在までに履修した全ての科目(累積成績)を基に算出される「通算GPA」が記載されています。「学期GPA」は現在の学修状況を確認する際の目安となり、「通算GPA」は大学生活全般の成果を示す指標です。これらのGPAの推移を確認することで、自身の学修が上向いているか、あるいは停滞・下降しているかといった傾向を把握することができます。こうした情報を活用し、計画的な履修や学修改善に役立てていくことが大切です。
| 2022年度以降 GPA値 | 2021年度以前 GPA値 | 評価の平均値 | 学修・生活面の状態 |
|---|---|---|---|
| 4.3~4.0 | 4.0~3.0 | S~A評価を平均的に修得 | 非常に優秀。問題なし。 |
| 3.9~3.0 | 2.9~2.0 | A~B評価を平均的に修得 | 概ね良好だが下降傾向なら注意。 |
| 2.9~2.0 | 1.9~1.0 | B~C評価を平均的に修得 | 合格ぎりぎり。学修姿勢の改善が必要。 |
| 1.9以下 | 0.9以下 | 不合格の割合が多い | 学修・生活面の問題が見られる。要支援。 |