沖村 邦雄
オキムラ クニオ
- 教授
- 学位:博士(工学)
基本情報
所属
- 工学部 / 電気電子工学科
- 総合理工学研究科 / 総合理工学専攻
- 工学研究科 / 電気電子工学専攻
ジャンル
- 国際社会
研究と関連するSDGs
研究内容
相転移酸化物薄膜コーティングによる省エネ用スマートウィンドウ開発
金属酸化物薄膜はディスプレー用の透明導電性材料等へ広く応用されています。その中で温度上昇に伴い絶縁体ー金属相転移を示す酸化物薄膜はガラス上へのコーティングによって夏季の温度上昇時に赤外光遮蔽機能を有するスマートウィンドウへの応用が期待されています。本研究室では薄膜の結晶性制御を通して,本酸化物の赤外光スイッチング特性や転移温度の制御性を高め,省エネルギーに貢献する光学窓の実用化を目指しています。
詳細情報
研究キーワード
- 電子・電気材料工学
研究分野
- ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) 電気電子材料工学
- ナノテク・材料 薄膜、表面界面物性
委員歴
- 日本表面真空学会 協議員
- 日本真空学会 理事
- 日本真空学会 スパッタリング&プラズマプロセス技術部会部会長
- 日本真空学会 スパッタリング&プラズマプロセス技術部会副部会長
- 日本真空協会 スパッタリング&プラズマプロセス部会幹事
- 電気学会 北陸支部協議員
- 日本真空協会 研究部会委員
受賞
- 応用物理学会 ベストポスター賞 相転移VO2における金属的状態間を遷移する発振現象
- 日本真空学会SP部会主催ISSP国際会議 Best Poster Award on 14th International Symposium on Sputtering & Plasma Processes (ISSP) Growth of VO2 thin films on transparent conductive Al-doped ZnO films on glass substrates
- 応用物理学会 ベストポスター賞 VO2/TiN/Ti/Si積層構造デバイスにおけるマルチステップ発振
- Best Poster Award (First Place) on IUMRS-ICAM in Jeju
- Best Poster Award on IUMRS-ICAM in Jeju
- Best Poster Award on ISSP2015 in Kyoto
- Best Poster Award on IUMRS-ICAM in Taiwan
- Best Paper Award on IUMRS-ICA-2006, Korea
- 電気学会論文発表賞B
論文
バナジウム酸化物薄膜の絶縁体-金属転移に基づく自励発振現象
所属学会
- 日本表面真空学会
- 応用物理学会
- 電気学会
共同研究・競争的資金等の研究課題
二酸化バナジウムメタ表面を用いたテラヘルツスマート反射板の創成
相転移VO2素子群のモデリング解析とテラヘルツ波の高速変調への応用
相転移酸化物薄膜の面直方向スイッチングに基づく低電圧発振素子に関する研究
大規模マイクロ波ラインプラズマの生成技術に関する研究
耐環境性を有する高靱性セラミックス及びサーメット厚膜の開発研究
環境映像も含む自然放射線経路分布測定システムの試作と放射線教育への利用
プラズマ窒化とクロム系高靱性セラミック及びサ-メット厚膜による高機能複合表面処理
He希釈RFスパッタによるルチル型TiO_2結晶の低温成長とその機構解明
ガス導入真空容器内のガス密度分布の測定と効率的排気法の研究
ECR高密度プラズマによる窒化とセラミック膜を複合させた表面高機能化処理
プラズマ中蒸発Ti原子のポストイオン化によるTiO_2ルチル作成の試み
産業財産権
- メモリー素子の製造方法およびメモリー素子
- 二酸化バナジウム薄膜製造装置、二酸化バナジウム薄膜製造方法、スイッチング素子製造方法、およびスイッチング素子
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お問い合わせ先
取材に関するお問い合わせ
学長室(広報担当)
Tel. 0463-63-4670(直通)