永井 竜児

永井 竜児

ナガイ リヨウジ

  • 教授
  • 学位:博士(医学)

基本情報

所属

  • 農学部 / 食生命科学科
  • 農学部 / バイオサイエンス学科
  • 生物科学研究科 / 生物科学専攻
  • 農学研究科 / 農学専攻

ジャンル

  • 生活習慣病

研究内容

AGEs測定を指標とした代謝異常の検出およびアンチエイジング

メイラード反応から生成するAGEsは食品の加熱調理の反応から見いだされました。同様な反応が生体で進行し、生体タンパクの劣化に関与していることが明らかとなっています。現在、糖尿病のマーカーはありますが、糖尿病合併症のマーカーはありません。生体AGEsが糖尿病合併症のマーカーとなると期待されていますが、AGEsの検出は農学部がダントツ得意です。私は様々な代謝から生成するAGEsを網羅的に測定する技術を有しており、この技術を用いて糖尿病合併症の発症を予測し、現在1兆2千億円かかっている糖尿病の医療費削減、さらにはアンチエイジングにつなげたいと思います。

詳細情報

研究キーワード

  • メタボリックシンドローム
  • モノクローナル抗体
  • メイラード反応
  • 動脈硬化
  • 生活習慣病

研究分野

  • ライフサイエンス 病態医化学
  • ナノテク・材料 生体化学
  • 人文・社会 家政学、生活科学

委員歴

  • 糖化ストレス研究会 評議員
  • 日本抗加齢医学会 評議員
  • 腎とフリーラジカル研究会 評議員
  • 国際メイラード学会 評議員
  • 日本メイラード学会 評議員

受賞

  • 日本抗加齢医学会 最優秀演題賞 | 簡便なミトコンドリア機能異常の評価法の確立
  • 日本酸化ストレス学会 学術賞 | 糖酸化生成物(AGEs)の構造と生体における作用の解析
  • 熊本大学 研究活動表彰 |
  • 日本酸化ストレス学会 学術奨励賞 | ミトコンドリアの新規ストレスマーカーである2SCはグルコース濃度に依存して脂肪細胞内に生成する

論文

ペントシジンは総蛍光性AGEsや経皮AGEリーダーよりも骨コラーゲン中のAGEs蓄積量を正確に反映する ヒト骨149例による検討

ピリドキサミン投与は糖尿病によるマウス骨癒合遅延を改善する

書籍等出版物

  • AGEs生成阻害物質の探索研究:シャクヤクのCMA生成阻害活性成分について(2)
  • トマトの新しい活性成分 : Esculeogenin A (特集 食品と疾病 : リコペン)
  • 新規糖化反応後期生成物:Nω‐(carboxyethyl)arginine(CEA)の免疫化学的な血中濃度の測定
  • 抗糖化とアンチエイジング医学、改訂2版 アンチエイジング医学の基礎と臨床
  • AGEsの多様性、最新透析医学(共著)
  • 生体におけるAGE化蛋白の生成機構の検討、腎とフリーラジカル(共著)
  • 腎疾患におけるAGE生成経路の検討とその臨床マーカーとしての応用、腎とフリーラジカル(共著)
  • 合併症におけるAGE生成の分子機序 糖尿病学 基礎と臨床(共著)
  • 蛋白質のグリケーションと糖尿病合併症、蛋白質の翻訳後修飾と疾患プロテオミクス
  • グリケーション、最新 糖尿病学―基礎と臨床―(共著)
  • 糖尿病合併症の発症に対するグリコールアルデヒドの役割、腎とフリーラジカル(共著)
  • マクロファージ、酸化ストレスナビゲーター(共著)
  • AGEと動脈硬化、糖尿病・代謝症候群の合併症(共著)
  • AGE阻害薬、糖尿病診療辞典 第2版(共著)
  • AGE、糖尿病診療辞典 第2版(共著)
  • Advanced Glycation End Products (AGE)とマクロファージ、生命を支えるマクロファージ(共著)
  • 生体に対するAGEの作用、今日の老年医学(共著)
  • AGEの動脈硬化発症メカニズム、目でみる循環器病シリーズ15冠危険因子(共著)
  • AGE受容体(共著)
  • AGEの化学構造、定量法およびAGEレセプター、蛋白の糖化-AGEの基礎と臨床(共著)

講演・口頭発表等

  • 細胞内の終末糖化産物の蓄積と骨芽細胞および骨細胞のapoptosisは相関する
  • 非架橋性AGEsのCMLは骨強度低下に寄与しうるか CML過剰蓄積骨モデルを用いた検証
  • TOKAI 759m株で作製した発酵豆乳はマウスの炎症性サイトカイン産生を抑制する
  • ペントシジンは総蛍光性AGEsや経皮AGEリーダーよりも骨コラーゲン中のAGEs蓄積量を正確に反映する ヒト骨149例による検討
  • Pentosidineは総蛍光性AGEsよりも骨コラーゲン中のAGEs蓄積量を正確に反映する ヒト骨149症例での検討
  • グリケーションが心身健康発達に与える影響とその分子メカニズム 終末糖化産物AGEsは骨質劣化を介し骨強度低下をもたらす
  • 加齢によるヒト骨芽細胞内への終末糖化産物の蓄積はapoptosisを誘導する
  • Pentosidineは総蛍光性AGEsよりも骨コラーゲン中のAGEs蓄積量を正確に反映する ヒト骨149症例による検討
  • 糖尿病ラット水晶体におけるポリオール経路由来新規AGEsの蓄積評価
  • 加齢による骨芽細胞内の終末糖化産物の蓄積はapoptosisを誘導する
  • 加齢による骨芽細胞内の終末糖化産物の蓄積はapoptosisを誘導する
  • 骨芽細胞内の終末糖化産物は小胞体ストレスを介してアポトーシスを誘導する
  • 骨芽細胞内の終末糖化産物は小胞体ストレスを介してアポトーシスを誘導する
  • Vocabulary グリコールアルデヒド
  • 骨コラーゲン中の酵素的架橋量は終末糖化産物AGEs量と逆相関する
  • 質量分析法を用いた骨コラーゲン中の生理的架橋および終末糖化産物AGEsの網羅的な評価法の確立
  • 骨コラーゲン中の酵素依存性架橋および終末糖化産物AGEsの質量分析法を用いた網羅的解析法の確立
  • 骨コラーゲン中の酵素依存性架橋量は終末糖化産物AGEs量と逆相関する
  • グリケーション・食品の褐変反応から見いだされた生体蛋白の変性機構 代謝異常の早期検出を目的としたAGEsの精密分析
  • グリコールアルデヒドによる骨芽細胞内の終末糖化産物の蓄積はIRE1α経路による小胞体ストレスを介してapoptosisを誘導する

所属学会

  • 日本抗加齢医学会
  • 日本酸化ストレス学会
  • 腎とフリーラジカル研究会
  • 国際メイラード学会
  • 日本メイラード学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

ミトコンドリア機能制御を指標とした新規生活習慣病予防食品の探索

アルコール毒性の解明とその食品成分による予防

AGEs特異抗体を用いた糖代謝異常の早期検出とその治療に関する研究

生活習慣病発症機構の解明と天然物を用いたその予防法の検討

産業財産権

  • 新規ピリジニウム誘導体およびその利用方法
  • 動脈硬化を予防する化合物
  • カルボキシメチルアルギニンの生成阻害剤
  • カルボキシエチルアルギニンに対する抗体
  • カルボキシメチル化ペプチドに対する抗体
  • カルボキシメチル化タンパク質に対する抗体
  • カルボキシエチル化タンパク質に対する抗体

ResearchMapへ移動します

お問い合わせ先

取材に関するお問い合わせ

学長室(広報担当)

Tel. 0463-63-4670(直通)


その他お問い合わせ