三橋 弘明
ミツハシ ヒロアキ
- 准教授
- 学位:博士(学術)
基本情報
所属
- 工学部 / 生物工学科
- 工学部 / 生命化学科
- 総合理工学研究科 / 総合理工学専攻
- 工学研究科 / 応用理化学専攻
- マイクロ・ナノ研究開発センター
ジャンル
- バイオテクノロジー
研究と関連するSDGs
研究内容
遺伝子工学によって難病の原因をつきとめる
遺伝子の異常によって起こる病気を遺伝性疾患と呼びます。遺伝性疾患には原因が不明のものや治療法が確立していないものが多く、問題の解決が望まれています。遺伝子の変異がどのように病気を引き起こすのかを調べるためには人と同じ遺伝子異常を持った動物モデルの解析が欠かせません。私の研究室ではゼブラフィッシュという熱帯魚を用い、遺伝子工学により人と同じ遺伝子異常を導入して疾患の原因と治療法を探る研究をおこなっています。特に、筋ジストロフィーと呼ばれる難病の克服を目指して研究をおこなっています。
詳細情報
研究キーワード
- 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー (FSHD)
研究分野
- ライフサイエンス 実験動物学 ゼブラフィッシュ
- ライフサイエンス 病態医化学 筋ジストロフィー
- ライフサイエンス ゲノム生物学
- ライフサイエンス 分子生物学
- ライフサイエンス 神経内科学 神経筋疾患
委員歴
- 東海大学 遺伝子組換え実験安全委員会
書籍等出版物
- 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーの治療法開発に向けたDUX4遺伝子の機能解析
- 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーの病態の理解と治療法の開発
- 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーの治療法開発の現状
- リピート数が関与する疾患の診断に向けて
- プロテアーゼの遺伝子変異と神経疾患
講演・口頭発表等
- 遺伝性筋疾患モデル動物としてのゼブラフィッシュの応用
- The role of estrogen regulation in FSHD-1
- 遺伝性筋疾患のゼブラフィッシュモデルの開発
- ゼブラフィッシュ発生におけるsnupnタンパク質の解析
- ラミンA遺伝子変異を持つトランスジェニックゼブラフィッシュの作製
- DUX4遺伝子の毒性に必要な領域の特定
- DUX4の毒性に必要な領域の特定
- ゼブラフィッシュを用いた遺伝性筋疾患モデルの開発
- Expression of human DUX4 in zebrafish development
- Filamin C is required for the maintenance of sarcomere structure in medaka
- Defective myotilin homodimerization in limb girdle muscular dystrophy 1A patient.
- New variant of myofibrillar myopathy with CNS involvement.
- Characterization of Emd-/- / LmnaH222P/H222P double mutant mice.
- A new antibody specifically recognizes muscles from laminopathy patients.
- Identification and physiological function of a novel SHPS-1-interacting protein.
- Screening of the novel binding protein for SHPS-1.
- Nerve-dependent regulation of SHPS-1 in rat skeletal muscle.
- Characterization of SHPS-1 which is remarkably up-regulated in the rat denervated muscles.
- Gene expression profiling of rat skeletal muscle after denervation.
担当経験のある科目
- 生化学1
- 理化学基礎特論1、2
- 基礎化学実験
共同研究・競争的資金等の研究課題
DUX4-flによる非遺伝子領域からの翻訳に着目したFSHDの病態解明
神経筋シナプス制御機構における生理活性脂質の役割
DUX4による非コードDNAの転写活性化の病理的意義の研究
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー病態に関与する内在性レトロウイルスの探索
遺伝性筋疾患の統合的ゲノム解析拠点形成
ゲノム編集動物作製基盤技術の確立と病態解析モデル作製への応用
転写因子DUX4の異所性発現が発生に与える影響と筋ジストロフィー病態への関与
DUX4-flによるエピジェネティック制御の解析
ゼブラフィッシュを用いた遺伝性筋疾患の原因解明と疾患モデル開発
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーにおける新規エピジェネティック制御因子の探索
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー原因候補遺伝子DUX4の活性調節因子の探索
Expression of Human DUX4 in Zebrafish Development
サルコメア配列異常を主病変とする筋ジストロフィーの病因・病態解明と治療法の開発
エメリー•ドレイフス型筋ジストロフィーにおけるリン酸化ラミンの意義
メダカを用いた筋原線維性ミオパチーの病原・病態解明
常染色体優性型Emery-Dreifuss型筋ジストロフィー(AD-EDMD)、および肢帯型筋ジストロフィー1B(LGMD1B)の簡便な診断方法の開発
エメリー・ドレイフス型筋ジストロフィーの分子病態
社会貢献活動
- FSHDの発症メカニズムと治療法の開発の現状
- DUX4タンパク質が細胞に障害を与えるメカニズム
- 病気のメカニズム
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お問い合わせ先
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学長室(広報担当)
Tel. 0463-63-4670(直通)