大学院健康科学研究科看護学専攻が「2022年度秋セメスター修士論文発表会」を実施しました

大学院健康科学研究科看護学専攻では2月14日に伊勢原校舎で、「2022年度秋セメスター修士論文発表会」を実施しました。修士課程の大学院生3名が研究成果を発表し、教員や本専攻の大学院生ら約40名が参加しました。

初めに妻鹿ふみ子研究科長が登壇。「研究は多くの人々とのディスカッションによって発展・完成させていくものであり、今日はその大切な機会です。ぜひ有意義な会にしてください。皆さんが研究成果を医療現場に生かすとともに、社会に貢献できる実践者・研究者として活躍することを願っています」とあいさつしました。

続いて大学院生が、「クリティカルケア看護学」「家族看護学」「産業・地域保健看護学」に関する研究成果を発表。データの分析方法や解釈、臨床への応用などについて、参加者と活発な質疑応答を交わしました。発表を終えた大学院生は、「臨床現場で感じた疑問を解明し、対応方法について修得できたことをうれしく思います。導いてくださった先生方に感謝します」「先生方や仲間、所属する職場のスタッフに支えられ、無事に成果を発表できてほっとしています。今後は論文にまとめ、職場や社会に生かしていきたい」と話していました。

最後に井上玲子専攻長が、「現場で得られたリサーチクエスションを、仕事と両立させながら追究し、研究成果としてまとめた皆さんに敬意を表します。その成果を学会などで積極的に発表して社会に還元するとともに、研究の重要性や手法、プロセスについて、所属する組織の同僚や後輩に伝えてください。皆さんがプロフェッショナルな専門職として羽ばたくことを期待しています」と激励しました。

発表されたテーマは下記のとおりです(発表順)。
【クリティカルケア看護学】
縄跳び運動負荷によるヒトの皮膚色変化とバイタルサインの関係
【家族看護学】
終末期婦人科がん患者の夫に関わる看護リフレクション
―4人の中堅看護師インタビューから―
【産業・地域保健看護学】
コロナ禍に入社した社員のストレスチェック結果の特徴と上司による効果的な支援の検討
~上司の公正な態度とワーク・エンゲイジメントに着目して~