2021年度 シラキュース大学

長期留学
工学部機械工学科(留学時3年生)

授業内容を教えてください!

  • クラス人数:8~15人ほど
  • 国籍割合:クラスの約半分が中国人、その他は、ロシア、ポーランド、トルコ、ブラジル、ミャンマー、韓国等が各1~2人いるかいないか。
  • 担当の先生:各授業につき一人の先生、場合によっては他のクラスの先生がSubをやるときもある。
  • 授業方法:Oralのクラスは、プレゼンテーションやリスニング等の喋る聞くの授業。Textの授業はエッセイのライティングや文のリーディングなどの読む書くの授業。Accuracyの授業は、文法などの基礎的な部分の授業。
  • 使用教材:Cambridgeの教科書(Grammar and beyond, Prism, Final draft, Making connection) Longman online dictionaryやUrban Dictionary。

どのようなスケジュールでしたか?

・授業時間数:90分

・科目名:Oral, Text, Accuracy

時間
8:30-10:00FREEFREE
10:15-11:45FREEFREE
13:00-14:30FREEFREEFREE

実際に掛かった費用は、大体どのくらいでしたか?

項目金額(当時)
渡航費¥330,000
授業料以外の諸経費(教材費・課外活動・保険料等)¥210,000
私生活における諸経費(食費・交通費・洗濯費等)¥350,000
現地からの奨学金がある場合¥0
お土産代や個人的な買い物\250,000
その他(家賃)\380,000
留学に関する費用の総額¥1,520,000

留学を通じて学んだことを教えてください!

語学力は向上しましたか?

自分は元々英会話教室でアルバイトをしていた関係もあり、英語を喋ることに関してあまり抵抗はなかったのですが、ライティングの能力はあまりなかったので留学をしたことにより書く能力が向上しました。また、単語力(スラングを含む)も留学前と比べると格段に増えたと思います。自分の専門科目である機械工学の勉強はあまりしていなかったのですが、リーディングの練習を含め、自分の専門外分野の英語文献や論文を読んでいたことにより幅広い分野への興味や知識が増え、また自分の専門分野へのどのようにして応用ができるかを考えるきっかけになりました。

勉強以外の事で学んだことは?

第一に人との繋がりです。良くも悪くも自分の行った国アメリカには国籍を始め人種、信仰、思想などが違う様々な人がいます。その中でどのようにして人とつながるか、そして仲良くなり、友情の輪を広めるかを学びました。他には、自分の勉強に対する態度は留学前と比べて、変わったと思います。最初は単位さえ落とさないで真ん中ぐらいの成績なら良いと思っていたのですが、留学後、後悔をしているのは大学1~3年の間でしっかりと勉強をしてGPAを上げておけばよかったことです。

異文化に触れた感想は?

日本の中では、在日米軍基地の関係者等と関わる機会があり異文化に触れていたつもりでしたが、やはり本土に行くと空気感が違います。日本と違い銃社会で治安も日本ほど良くない為、出歩く際に常に周りに気を張っていなければならない事や夜の外出も極力一人(特に女性)でしない、させないなどという部分ではかなり日本と違う空気感を味わえます。様々な文化に触れることにより、色々な物の考え方ができ、「あっそんな考え方があるのか」など色々な意見に触れられるのでとても楽しかったです。

貴重だと思った体験談を教えてください。

フットボールとラクロスの試合を観戦をしたこと、ナイアガラフォールズ州立公園に行けたこと、ボルダリングを始められたことです。様々な国の人たちと知り合え、文化に触れられたことが一番貴重な経験だと思います。-21℃の中遊んだこと、雪の日に大学に行って他の学生たちとソリで遊んだこと。

苦労した経験談を教えてください。

一番苦労したのはお金です。自分はお金に関しては滞在中の支払いは、渡航前に自分がバイトで貯めたお金を使っていたので、留学終盤になるとカツカツになってしまい、最終的には、カードの支払いをリボ払いに切り替え、必死こいて現在返済中です。ご利用は計画的に!苦労ではないですが、一緒に行く人とは仲良くしておくことが大事です。すぐに頼れる近くにいる日本人は、東海から一緒に行く人なのでほど良い関係を築いておくといいと思います。もしかしたらそこから恋が生まれるかも…⁉(世の中そんなに甘くないので、自分には何も起こらなかったです。)

課外活動・研修旅行について教えてください。

参加した場所もしくは行った場所:ナイアガラフォールズ州立公園
内容:ナイアガラフォールズ州立公園散策、遊覧船に乗って滝に近づいた
感想:テレビなどの画面で見るより迫力があり、ずぶ濡れになります。

派遣先の施設について教えてください。

シラキュース大学は150年以上の歴史を持っている大学なので、図書館や校舎など外観がとても趣のある建物もあり、そうかと思えば新設の建物もあります。時間のある時に大学構内を散歩すると、映画のワンシーンの中に引き込まれたような気持になるのでお勧めです。スポーツ施設は、学内にバーンズセンターというジムとキャリアドームというスタジアムがあります。ジムには、ウエイトトレーニングの器具やプール、バスケットコート、ボルダリング用の壁があります。またEスポーツもできます。ジムは学生証があればタダで使えます。キャリアドームでは、フットボールを始め様々なスポーツの試合が開催されます。会場の雰囲気は最&高=最高です。

派遣先の環境、気候について教えてください。

到着する8月中旬頃の気温は27~32℃ありますが湿度が低く、雨の日も日本(東京)ほど多くない為、比較的過ごしやすいと思います。9月に入ると徐々に気温が下がってきて、朝方などは半袖だと少し肌寒くなってきます。10月の下旬から11月の上旬にかけて冷え込むようになってきて大体11月の中旬頃からレイクエフェクトにより雪が降り、積雪し始めます。この時期から晴れの日は徐々に少なくなってきます。年末から2月下旬にかけてほぼ毎週雪が降り積雪します。21-22シーズンの積雪は一日もしくは一晩で6~12in(15~30cm)ほどの積雪です。気温は1月の中旬頃に最高気温が-10℃以下で最低気温が-20℃以下の日があったりします。大体1月下旬ごろから気温の感覚がくるってきて、-2℃でも半ズボンで過ごせるようになります。

宿舎(寮やホームスティ)について

部屋:1部屋1人で使用

楽しかったこと:同じ建物に住んでいる人たちとみんなで食事をしたこと、自分の階だけ運よく1人一つのバスルームが使用できたのでほぼ毎日のんびりシャワーを浴びたり、浴槽に浸かれたこと。

苦労したこと:浴槽には浸かれるが、お湯の温度調整が難しい。また、浅いためお湯がすぐ冷めてしまう事。あとは部屋にネズミが入ってきてビックリした。

食事について

朝、夕は基本自炊です。昼食はELIのビルの近くの店に行って買ってくる感じです。サンドイッチなら値段は大体$10以内で済みます。マーシャルStなどに様々なレストランがあるので、そこに食べに行ったりもできます。

週末や休みの日は何をしていましたか?

フットボールなどのスポーツ観戦やジムに行ったり、現地で知り合った友達と遊んだりショッピングに行ったりしました。

このプログラム期間、特に印象に残っていることは何ですか?

プログラム内で経験したすべての事が印書深かったです。例えばナイアガラに行ったりフットボールを見たりなど、様々あるのですが特に印象深かったのは、出発と帰国です。はっきり言って出発時の自分の体調は最高とは程遠く、様々な事が頭の中を駆け巡り、緊張から十分に睡眠を取れずグロッキーな状態でした。ちなみに飛行機に乗って日付変更線を過ぎるあたりまで、ずっとこの状態でした。帰国時は、出発時と打って変わって体調は良かったのですが、今度は何故か7カ月が思ったより早く過ぎて行き、今まで毎日のように顔を合わせてった人達と会えなくなることが寂しくなって帰りたくなかったです。

留学を考えている学生へアドバイスをお願いします!

恐らく大体の人は人生の中で勉強しに海外に行ける最後のチャンスだと思います。また留学は勉学だけではなく、友達と遊んだり、文化の違いを知ったりなど様々な勉強ができます。様々な不安等あると思いますが、留学中は東海大学の職員の方々を始め現地の職員の方々がしっかりとサポートしてくれます。自分から最後に“やらずに悔むよりやって悔め!”皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。


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