北京大学 体験記

短期留学
政治経済学部経済学科 4年次(留学時) 森山 茜 2016年8月(約1か月)留学

 私は先生の勧めで、3年次の秋学期から中国語の特定プログラムを始めました。大学生のうちに何か一つでも身につけられたらという思いで始めましたが、次第に中国語への思いが高まり、現地への憧れを抱くようになりました。しかし、留学したいと思った時、既に3年次の終わり、残されたチャンスは4年次の夏休みだけでした。つまり、留学するためには、それまでに就職活動を終わらせる必要がありました。不安は大きかったものの、「夏までに内定をとる」という明確な目標ができ、気を引き締めることができました。こうした環境面で事前準備をしっかり行ったことで、留学を満喫することができました。  現地では週5日の午前授業でした。全て中国語で授業が進められましたが、とても丁寧な授業だったのですぐに慣れることができました。しかし、一歩大学の外に出ると、授業とは明らかに違う速さで言葉が飛び交っていて、聞き取れない上に、自分の発音も全く通じず、次第に話すことを躊躇するようになっていきました。そんな時、日本語を勉強している中国人の学生の夏合宿に参加させてもらえる機会を得ました。その学生たちは、私が教室に入るとすぐさま私を取り囲み、日本語で話しかけてきました。間違いを恐れず、積極的に日本語を話す姿に衝撃を受け、同時に間違いを恐れている自分が情けないと感じました。それからは、平日の午後と休日は大学の外に出掛け、値段交渉や注文など、積極的に現地の人と話すことを意識しました。初めは間違いだらけでも続けていくうちに次第に聞き取れる単語が増え、自分の発音も通じるようになりました。
 積極的に物事に取り組む大切さや、間違えを恐れずに挑戦する度胸など、私は今回の留学で語学力以上に大切なものをたくさん得ることができました。内定先の企業は台湾との取引がありますので、この語学力を活かすのは勿論のこと、様々なことに積極的に挑戦したいと思います。

教室にて(先生とクラスメイト)
天安門広場にて
恵山公園にて
万里の長城にて

語学

帰国後、国際フェアで行われた六カ国後スピーチコンテストに出場することができました。3分間の原稿を暗記し、パフォーマンスを交えて発表するというのはよい経験にもなりました。

費用

航空券代:
授業料
保険・ビザ代:
生活費他:6万円

※総額で約45万円程度

治安

悪くなかったです。交通ルールやトイレ問題など、初めは日本との違いに戸惑うことが多かったですが危険なことは何もありませんでした。


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